「浮気は本能だから…」は真実なのか?脳科学者が衝撃の回答!
2023年2月24日浮気は本能の働きなのか?
「浮気は本能だから仕方がない…」
なんとなく浮気の言い訳で使われる言葉ですが、これは真実なのでしょうか?
もちろん、現代の日本において浮気や不倫は犯罪ではないものの、社会的モラルに反する行為として扱われています。
個人の考え方は別として、日本で生活する以上は浮気に対して相応の責任を取るのは当然のことです。
しかし、私たちが当たり前と思っている「一夫一妻制」の仕組みは、それほど昔からあったわけではないそうです。
欧州で本格的に広がったのはキリスト教の影響によるもの。
中国では秦の始皇帝が単婚制を推奨したことが、一夫一妻制の始まりだそうです。
※ウィキペディア参照
人類の歴史が500~700万年と言われるのに対して、一夫一妻制の歴史は約2千年ほど。
そこから考えると、やはり「浮気は本能」と言われるのも、あながち間違いではないのでしょうか?
この素朴な疑問に対して、RCL探偵事務所を運営するRCLが「脳科学的観点で見る浮気の傾向」に関する調査を実施しました。
調査の対象者は、なんと脳科学者。
脳科学の専門家が浮気をどのように考えているか、調査結果を見てみましょう。
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脳科学者の9割以上が「人間は浮気する生き物」
まず、始めに多くの人が抱える最大の疑問。
「脳科学的に見ると、人間(ヒト)は先天的に複数の異性を求めてしまう(=浮気をしてしまう)ものですか?」
その回答は、とても衝撃的なものでした。
なんと、脳科学者の92.9%が「はい」と回答しています。
つまり結論としては、脳科学者は「浮気は本能である」と認識しているわけです。
これは本来、人間は浮気をするのが当たり前の生き物だということ。
むしろ社会的秩序を保つために、どうにかして浮気しないよう頑張っているのが現状と言えるかもしれません。
「何で、男の人は浮気をするのだろう?」
「何で、彼女は浮気したのだろう?」
このように悩んでいる人には、とても明確で残酷な結論が出ました。
実は、人間は浮気をするのが当たり前の生き物だったということです。
浮気は本能だけではない??
人間が本能的に浮気をする生き物だということは分かりました。
しかし、私たちは決して、本能だけで生きているわけではありません。
本能とは基本的に、短期的な成果を得られる行動を選択するようにできています。
その一方で、理性は長期的な成果を得るために、本能の働きをある程度制御できるはず。
つまり人間が浮気をするには理性の制御が外れるか、理性そのものが浮気を認める必要があります。
そこで、脳科学者に対する「浮気をしてしまうのは後天的な要因も関係していますか?」という質問の回答は以下の通りです。
「おおきく関係している」「ある程度関係している」を合わせると、84.5%が「関係あり」と考えています。
後天的な要因を見てみると「環境」「人間関係」「恋愛経験」の影響によって、本能の制御能力が変わってくるということです。
本能が浮気を求める理由とは?
人の本能が複数の相手を求めるのは、生物学的には合理的な判断と言えます。
それは人や生物が存在するための大原則、「子孫繫栄」を達成するためです。
人が子孫を増やしていくためには、変化する環境に適応する能力が必要です。
そのためには、できるだけ遺伝子の組み合わせを多様化させて、より繁栄に適した子孫を残していく必要があります。
そう考えると、生涯1人の相手としか遺伝子を組み合わせないのは、あまり合理的な選択ではありません。
「できるだけ優秀」な遺伝子と「できるだけ多様」な組み合わせをつくる。
これが人間の本能が選択している「子孫繁栄戦略」なのです。
①男性が浮気する理由
男性が浮気する本能的理由は、とてもシンプル。
なぜなら、男性には妊娠、出産のリスクがないからです。
そのため、できるだけ多くの女性と性的関係を持つことが、本能的な最適解です。
特に、モテる(≒優秀な遺伝子を持っている)男性ほど、浮気の傾向が顕著になります。
男性本能は可能な限り、多くの女性と性的関係を持ちたいのです。
その方が明らかに子孫を増やせるからです。
むしろ、一人の女性に愛情を限定するタイプの男性はは、そうしないと女性と性的関係を持てないからとも言えます。
②女性が浮気する理由
女性が浮気をする本能的理由は、より多様な遺伝子の組みあわせを求めているからです。
狩猟時代は現代のように、子供を育てるための十分な環境が整っていませんでした。
そのため、子供は家族だけではなく、集落全体で協力して育てていたそうです。
そもそも、現代の私たちがイメージするような、家族の形態は存在していなかったかもしれません。
そのような中、女性は一度子育てが落ち着くと、新しい男性と関係を結ぶことが多かったそうです。
確かにその方が、「できるだけ多様」な遺伝子を組み合わせるという面では、合理的と言えます。
私たちの恋愛感情は、おおよそ2~3年ほどで冷めてしまうと言われています。
その原因は、意図的にパートナーを組みかえようとする本能の働きかもしれません。
浮気を止められるのは「理性」
人間は本能的に「浮気する生き物」であることは、ほぼ事実のようです。
それでは、私たちはパートナーが浮気することを、あきらめるしかないのでしょうか?
いいえ、決してそんなことはありません。
私たち人間は、自分の持つ本能を制御する能力を持っています。
その能力こそ「理性」です。
脳科学者の方たちも、人は理性で浮気をコントロールできると考えているようです。
なんと、脳科学者の95.6%の方が「理性で浮気を抑えることができる」と回答しています。
ただし、理性は決して万能ではありません。
むしろ、理性は本能より弱い立場とも言えます。
- 理性の情報処理能力は、本能の約30万分の1
- 基本的に理性はシングルタスク、本能はマルチタスク
- 理性の情報処理速度は、本能よりもかなり遅い
- 理性による情報処理は、本能より脳への負荷が大きい
上記の特徴は必ずしもすべてのケースに当てはまるわけではありません。
しかし、理性にとって本能との闘いは、かなり不利な状況であることは確かです。
だからこそ、私たちが浮気を止めるには、理性が正常に働く状態をキープする必要があります。
浮気の本能に負けないための対策
私たちが浮気の本能に負けてしまうのは、大きく分けると2つのケースがあります。
一つ目は、そもそも理性に浮気の本能を止める力がない時。
これは分かりやすく言うと、根本的に「浮気を悪いことだと思っていない」ケースです。
もしパートナーがこのようなタイプだと、正直、打つ手はないかもしれません。
例えるなら、このようなタイプの人は「ブレーキのないクルマ」のようなもの。
よほど劇的な体験をしないと、考え方が変わることはないでしょう。
もう一つのケースは、理性の働きが弱まっているとき。
これは疲れやストレスによって、理性がうまく働かない状態になることです。
よく言われる「魔が差した」というのは、理性の働きが弱くなっているから起きる現象とも言えます。
やはり健康で、精神的にも充実している毎日を過ごすことが大切なんですね。
まとめ
ここまで、脳科学者の考える「浮気の本能」について、解説しました。
浮気は人間の本能であるため、私たちは常に浮気をする危険性を抱えている存在と言えます。
しかし、現代の社会に生きている以上、浮気にはそれ相応のリスクが伴います。
そのリスクを認識できるのは理性であり、本能は狩猟時代の社会のままさほど変化していません。
本能は「感情」や「快感」などによって、私たちをコントロールしています。
つまり、感情に流されて行動するのは、本能のコントロールに身を任せていることにもなります。
浮気は理性でしか制御できない。
そう理解したうえで、どのように行動するかを判断していきましょう。
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