夫婦仲がすれ違う理由

夫婦仲を良くする方法が知りたい!そう考えている方は多いのではないでしょうか。
お互いが好きになってスタートした結婚生活。始めは甘くて楽しい時間だったのに、次第に当たり前の日常へと変わってしまった。いつの間にか我慢することが増え、以前のようには仲良くできなくなる夫婦はたくさんいます。
実は、夫婦が恋愛してた頃のような感情になれないのは、とても自然なことです。人が恋愛でときめきを感じる原因は、脳内に分泌される「ドーパミン」。ドーパミンは脳内麻薬とも言われ、脳に強烈な快感を与える脳内神経物質です。
特に恋愛しているときの分泌量は非常に多く、人が恋すると理性をなくす原因にもなっています。
ドーパミンが人を幸せに感じさせるなら、ずっと恋愛のときめきを感じさせてくれれば良いのに…。私はそう考えたのですが、ドーパミンの分泌は決して良いことばかりではないのです。
ドーパミンは人を興奮状態にさせるため、身体にはかなりの負荷をかけます。みなさんも興奮した後に、ドッと疲れを感じたことはないですか?つまり、ドーパミンの効果が長時間続くと、身体がその負荷に耐えられなくなるのです。
そのため、ドーパミンによる愛情の短期的ピークは3か月程度。長期的な分泌でも12~18か月程度。この期間を過ぎると、ドーパミンがあまり分泌されなくなります。
その結果、夫婦は結婚したての感情を維持できなくなり、少しずつすれ違いが始まります。
こんなに頑張っているのに…

ドーパミンの効果が冷めてくると、夫婦が本当の絆をつくれるかが試されます。お互いにそれぞれの役目をしっかり果たそうと頑張るのですが、なぜだか心が満たされない状態になりがちです。
私は夫婦のために、家庭のために一生懸命頑張っている。家事、仕事、育児、親戚づきあいなど、お互いがそれぞれの役割を果たそうと、懸命に取り組むことでしょう。
それなのに、なぜか心が満たされず、相手の嫌なところが目についてくる。
「私はこんなに頑張っているのに…」
その満たされない気持ちが相手への不満となり、夫婦仲が悪くなっていきます。
夫婦仲を良くするために頑張っているはずなのに、なぜ心はすれ違ってしまうのでしょうか?もちろん、その原因はいろいろありますが、大きなポイントのひとつが「自分視点」になっていることです。
夫婦仲を良くするオキシトシン

夫婦仲を良くする脳内物質は、実はドーパミンだけではありません。愛情ホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」が、ドーパミンに変わって夫婦仲のキーポイントとなります。
オキシトシンには、自律神経のバランスを整える働きがあります。その効果によりストレスが軽減され、心が安らかに保たれます。
ドーパミンが「ときめき」ならば、オキシトシンは「やすらぎ」。パートナーと一緒にいると何だか落ち着いた愛情を感じる。そう感じるのは、オキシトシンが分泌される関係をつくっているからです。
それでは、どうすればオキシトシンが分泌されるのでしょうか?
その代表的な方法を紹介します。
①コミュニケーション

オキシトシンは「思いやりホルモン」とも呼ばれます。相手とのコミュニケーションで「思いやり」を感じられると、体内のオキシトシン量が高まります。
ここで大切なのは、相手が「思いやり」を感じられるということ。相手の気持ちに立って、相手の望みを叶えてあげることが思いやりにつながります。
ですが、パートナーは毎日の役割を果たすことで精一杯。相手を思いやるよりも、自分を思いやってほしいという気持ちが強くなりがちです。その気持ちは充分理解できますが、どこかで切り替えないと夫婦仲を良くすることは難しいでしょう。
まずは、相手が役割を果たしてくれていることに、言葉で感謝を伝えましょう。
人には「返報性の原理」という心理作用があります。相手から何かしらの感情を与えられたら、同じような感情を返そうとする働きです。
あなたがパートナーの行動に感謝を伝えれば、パートナーはあなたの行動に関心を持ち始めます。
そして、あなたが役割を果たしてくれていることを、少しずつ意識し始めるでしょう。
お互いが求めるのではなく与えあう関係になることで、二人の間に「オキシトシン」が増えてきます。
②スキンシップ

コミュニケーションがうまくいくようになったら、次はスキンシップを増やしましょう。特にパートナーとのスキンシップは、かなり高いオキシトシン効果が期待できます。
「手をつなぐ」「ハグする」「キスをする」「性行為をする」
そんな年齢ではないからなどと照れたりしないで、日常的にスキンシップしていきましょう。
ただし、スキンシップするには、ある程度、お互いの心が近づいていることが大切。だからこそ、日頃からコミュニケーションを深めて、抵抗なくスキンシップできる関係をつくってください。
③アロマ

手軽にオキシトシンを増やすに、アロマを使う方法があります。
ローズ、オレンジフラワー、バイオレットなどの天然精油を含む香りを女性にかいでもらい、効果を検討しました。その結果、脳から「オキシトシン※1」と呼ばれるホルモンが分泌されることを発見しました。この「オキシトシン」は血液を通して、肌まで到達します。さらに、「オキシトシン」は、肌の表皮細胞と真皮細胞に働きかけて、それぞれから「IGF-1※2」と呼ばれる物質を分泌させ、肌の幹細胞の「動く」という能力を高める(幹細胞を元気にする)ことを見出しました。(後略)
日本メナード化粧品株式会社
※1「オキシトシン」は赤ちゃんに母乳を与える時に、母親の脳から出てくるホルモンとして知られています。
※2「IGF-1」は筋肉、骨、肝臓、腎臓など、組織の細胞の成長を促進する物質です。
この研究によるとローズ、オレンジフラワー、バイオレットにオキシトシン分泌の効果が期待できるそうです。この他にラベンダーでも同様の効果が期待できるとのこと。お好みの香りを生活に取り入れて、パートナーとのコミュニケーションを楽しんでみましょう。
夫婦仲を良くする方法

夫婦仲を良くする基本は、互いを思いやるコミュニケーションです。特に女性は男性の約3倍くらい会話しないと、ストレスがたまると言われています。男性にとっては大変ですが、毎晩1時間くらいは女性の話を聞くようにしましょう。
そして女性の方に、ぜひ理解していただきたいことがあります。それは人間の脳には、1日で判断できる回数に限界があることです。
しかも、男性はそのほとんどの回数を、昼間の仕事に使っています。そのため、夜には男性の頭脳は疲れ切った状態なのです。
男性があなたの話を1時間程度聞いたら、その後は一人になれる時間をつくってあげてください。そこからの時間で脳を回復させることで、明日からの仕事を頑張れるようになります。
そして、お互いがオキシトシンを高めあって、安らげる関係をつくっていきましょう。
Threads【恋愛・夫婦の心理学|アメイジングパートナーズ】へ
投稿者プロフィール

-
「人の心理をもっとロジカルに分析できないか」という考えのもと、人間心理の研究と診断開発に一貫して携わってきた専門家。
心理学者・多湖輝氏が主催された「多湖輝研究所」に所属した経験を活かし、診断テスト開発者として30年以上にわたり、多くの企業向けに様々な診断コンテンツを開発。
特に以下の分野で実績を保有しています。
・男女の心理分析: 大手結婚情報誌向け「結婚相性診断テスト」
・性格・学習分析: 大手メーカー向け「教育診断テスト」
最新の投稿
恋愛のヒント2026年1月2日追われる男の条件とは?女性心理を脳科学で味方にする5つの方法
お金のヒント2025年12月19日彼氏にお金貸してと言われたら?関係を壊さない断り方と心理診断
夫婦のヒント2025年12月2日夫が約束を守らない原因は脳?脳科学で導く解決策【診断付】
恋愛のヒント2025年11月28日恋愛会話を心理学で攻略!脳科学が教える【魔法のフレーズ実例】

