夫婦喧嘩を仲直りしたい…

「夫婦喧嘩を仲直りしたい…」
この悩みを持たない夫婦というのは、この世の中に存在しているのでしょうか?
我が家はかなり仲の良い夫婦だと思っていますが、それでも時々は喧嘩します。喧嘩するのは仕方ないとして、困るのが「仲直り」。妻から仲直りを持ちかけてくることはほとんどなく、いつもどうやってきっかけをつくるか悩んでいます。
ただ、いつも仲直りしている時に感じていたことがあります。それが、「何だか怒りの仕組みが違う気がする」。
私が怒るきっかけ、怒り方、仲直りしようとする方法。これらが妻のものと根本的に違っていることです。
その違和感を解消するために、怒りについての男女の違いを学習。そうすると、今まで理解できなかった妻の主張が、ようやく理解できるようになりました。
男性と女性では、「怒りの仕組み」そのものが違っています。それを理解することが、仲直りへの第一歩です。
怒りの仕組みを理解しよう

まず、最も重要なのは、男性と女性では「怒りの仕組み」が異なっていることです。この違いを理解せずに、自分基準で怒ったり仲直りしようとするから、話がこじれがちになります。
例えば、女性から投げかけられる恐怖の質問。
「仕事と私、どっちが大事なの?」
ここでみなさんなら、どう答えますか?(もしくは、答えて欲しいですか?)
「仕事に決まっているじゃないか」
「もちろん、君の方さ」
「仕事と君は比べられるものじゃないよ」
このような回答を思いついた方は、男性型思考が強いかもしれません。女性からの質問を、選択問題だと勘違いしています。おそらく、これらの回答では、女性の怒りはそれほど静まらないでしょう。
私が長年(?)調べた模範解答。
「そんなにつらい思いをさせていたんだ。ゴメンね!」と言ってハグする。
この回答にこそ、男女の怒りに対する違いが現れています。
男性の怒りの仕組みとは

男性の怒りの仕組みは、基本的に個別案件です。案件ごとに不満が溜め込まれていきます。そして、いずれかの案件で不満が溜まれば、それは怒りとなって表現されます。
男性の怒りの特徴としては、
- 怒っている問題が明確
- 怒るまでのキャパシティが少ない(すぐにキレる)
- 問題が解決したらすぐに怒りが収まる
- 時間が経つと、それなりに頭を冷やす
- 一度、完全解決したことはあまり蒸し返さない
などがあります。
これらの特徴をまとめると、「わかりやすくてシンプル」。もしかしたら、これが「男って単純だよね」と言われる原因かもしれません。
男性の怒りで注意すべきは、同時に多くの案件で怒りに達すること。基本的に、男性は複数の問題を同時並行で処理することが苦手です。その結果、全ての問題を放り投げ、酒やギャンブルに走ったり徹底的に逃げようとします。
女性の怒りの仕組みとは

女性の怒りの仕組みは、基本的に一括案件です。例えるなら、火山のようなもの。あらゆる不満が、日々、心の中にある不満のマグマ溜まりに蓄積されています。
女性の怒りの特徴としては、
- 不満は全て一括案件、個別に分けることはない
- 不満は減らせても、解決することはない
- 臨界点を迎えるまでは怒りを表現しない
- 危険領域に入ると、遠回しな表現で「危険信号」を発する
- 最後は無視する
多くの場合、男性は女性が発する「危険信号」を察知できません。それを察知できないことが、女性の不満をさらに高めていきます。
女性は怒りがあふれすぎてしまうと、パートナーとの「別れ」を決断します。なかには、あえて怒りを表現しないで「別れ」に至ることもあります。これが「熟年離婚」や「突然の最後通牒」になるんですね。
夫婦喧嘩を仲直りする考え方

夫婦喧嘩を仲直りするためには、男女によって怒りの仕組みが違うことを理解しましょう。得てして、私たちはパートナーが自分と同じような考え方をすると思い込んでいます。
そのため、パートナーが自分の考え方とは異なる反応を理解できなくなります。
男性は男性の考え方で仲直りしようとする。
女性は女性の考え方で仲直りしようとする。
パートナーが応じにくい方法で示されるため、なかなか仲直りできなくなっています。
また、一時的に歩み寄ったとしても、パートナーの不満は解消されていません。そのため、次の夫婦喧嘩が起きる火種はくすぶっていて、ちょっとしたことで再燃します。
また、夫婦喧嘩あるあるですが、よく問題になるのが「謝りたくない」と意地を張ること。「納得いかない」「自分は悪くない」という言い分は、自分の経験からもよく分かります。
そこで、ここはひとつ、考え方を変えてみましょう。あなたの「謝りたくない」という言い分は、極めて正しいものとします。
しかし、あなたが謝らないことで得られるメリットは、どれほどになるでしょうか?
それは夫婦喧嘩によって失うデメリットを、はるかに上回るものですか?
夫婦として考えるのはデメリットを求めることなのか?
それよりも、仲直りのきっかけを見つけて幸せを探すことが大事ではないのか?
問題の深刻度にもよりますが、些細な問題であれば、話し合いの糸口を見つけられる切り口だと思います。
夫婦喧嘩を仲直りする方法

仲直りするための秘訣は、パートナーの怒りに応じた解決策を実行することです。決して、自分基準で解決しようと思ってはいけません。
男女における仕組みの違いを理解して、感情的にならず冷静に攻略していきましょう
夫と仲直りする
夫と仲直りするポイントは、「あいまいにしない」。言葉や行動によって、原因をつぶしていくことが大切です。具体的なやり方について、説明していきます。
①時間を置く
男性の怒りは、女性ほど長引かないという特質があります。カッとなるのは早いですが、おおよそ2時間を過ぎると、怒りはだんだんと静まります。これは実体験ですが、冷静になると怒っていることに意味を感じなくなります。
そうすると、「早く問題を解決したい」という気持ちになってきます。ですので、少しの間は放っておいて、話ができる状態になるのを待ちましょう。
②原因を探す
夫が落ち着いたら、まずは言い分を聞きましょう。言い分の中に、きっと怒った直接の原因があるはずです。
もしかしたら、その原因は女性からすると、くだらないことかもしれません。ですが、男性はプライドの生き物です。「立場」や「メンツ」を重んじることを踏まえ、怒りの原因を把握しましょう。
③原因を解決する
原因が分かれば、それをさっさと解決しましょう。一番オーソドックスな解決法は、原因を明らかにして謝ること。そして、再発防止を誓うことです。
例えば、お出かけする時に遅くなって怒らせた場合。
「私が出発時刻に間に合うように準備しなくてごめんね。」
「今度から間に合うように、いつもより15分早く準備始めるね。」
これはパートナーだけでなく、男性上司にも使える王道パターンです。「謝罪+再発防止宣言」を素直にされると、男性はそれ以上追及することが無くなります。そうすれば、一件落着。後は、本当に再発させないだけです。
妻と仲直りする
妻と仲直りするポイントは、「トータルサポート」。女性の怒りが、一括案件であることを忘れてはいけません。
①すぐに対処する
女性の怒りは、基本的に瞬間的なものではありません。積もり積もったうえで、吐き出される怒りです。
そのため、男性のように時間をおいても、怒りが冷めることはありません。むしろ、怒りのマグマは沸々と湧いてきます。怒らせたと思ったら、間髪をいれずに事態収拾を図りましょう。
②感情に対して謝る
女性に対して謝るのは、直接的な原因ではありません。
なぜなら、女性は過去から積み上げてきた不満の総量に対して、あなたに怒っているのです。
まずは、そういう気持ちにさせたことを謝罪しましょう。妻の感情について謝罪することは、過去の不満すべてについて謝罪することになります。
そうすると、彼女は「私の気持ちを分かろうとしている」と思い始めます。パートナーと感情の接点が見いだせることで、会話のきっかけをつくれます。
③言い分を聞く
妻が話せる状態になったら、とにかく口を挟まずに話を聞きましょう。そして、相手の意見を全面肯定してください。
おそらく、過去の話も含めていろいろな不満が飛び出してくると思います。個々の話を、事細かに考える必要はありません。大事なのは、気分良く話してもらうこと。
女性は気持ち良い会話ができると、オキシトシンという「幸せホルモン」が分泌されます。そうすると、女性のストレスは軽減され、自分は愛されていると感じるようになります。ここまでいけば、とりあえず怒りは多少、収まってくるでしょう。
④愛していることを伝える
妻の怒りがとりあえず収まったら、そこからは愛情を表現しましょう。
「君を愛していることに変わりはない」
「これからも、一緒に人生を歩んでいきたいと思っている」
ここで、変に照れていてはいけません。実は、女性はパートナーから愛情や思いやり、理解を示されることでも、オキシトシンが分泌されます。オキシトシンには脳の報酬系を司る部位を刺激することで、パートナーへの「忠誠心」を得る効果があるとも言われています。
ここまでオキシトシンが分泌されれば妻のストレスが大きく減少して、仲直りできるでしょう。
⑤毎日のフォロー
一旦、妻と夫婦喧嘩を仲直りできたとしても、安心は禁物です。女性の怒りはマグマ溜まり。
男性のように、原因が解決したわけではありません。
女性は怒りの総量がゼロにならないし、解決しないことを理解してください。男性にできることは、怒りの臨界点に達するのを防ぐことです。
毎日、妻へ愛情を表現して、オキシトシンによってストレスを減らしましょう。マグマの総量が少なければ、男性のようにすぐにキレたりすることはありません。平和な家庭を築くには、日々の積み重ねが重要なのです。
まとめ
ここまで、夫婦喧嘩を仲直りするための方法を解説しました。男性と女性では、怒りの仕組みはこんなに違うものです。その違いを理解していれば、効果的な仲直りの方法へとつなげられます。
夫婦喧嘩のほとんどは、冷静に考えればそれほど大きな問題ではありません。感情のもつれでパートナーとギクシャクするよりも、仲直りして楽しい時間を過ごした方がきっと幸せです。
少しでも、みなさんの仲直りのヒントになりますように!
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投稿者プロフィール

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「人の心理をもっとロジカルに分析できないか」という考えのもと、人間心理の研究と診断開発に一貫して携わってきた専門家。
心理学者・多湖輝氏が主催された「多湖輝研究所」に所属した経験を活かし、診断テスト開発者として30年以上にわたり、多くの企業向けに様々な診断コンテンツを開発。
特に以下の分野で実績を保有しています。
・男女の心理分析: 大手結婚情報誌向け「結婚相性診断テスト」
・性格・学習分析: 大手メーカー向け「教育診断テスト」
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