夫婦副業で長く働ける環境をつくろう!
2022年10月31日高齢になっても働くことは避けられない?
夫婦副業は、将来の不安を乗り越える解決策になるかもしれません。
夫婦の将来を考えるとき、どうしても気になるのが「お金の問題」。
思うように貯蓄や投資できていない家庭は、将来の不安を大きく抱えているのではないでしょうか。
貯蓄や投資が充分でなければ、必然的に高齢になっても働かなくてはなりません。
ですが高齢になっても働くのは、今の時代では避けられないのが当然と言えます。
その理由として参考になるのが、「日本人の平均寿命」です。
1955年と2019年を比較すると、男性で17.81歳、女性で19.7歳も寿命が長くなっています。
長く生きるようになれば、それにともない高齢になっても働くのは、ある意味自然な流れかもしれません。
もちろん、個々人によってさまざまな事情があるとは思いますが…。
少なくとも我が家では、高齢になっても働くことを前提に考えています。
貯蓄が充分ないことも大きな理由ですが、健康な状態であれば働いた方がメリットが大きいと考えているからです。
ですが、高齢で働くことには、いくつか大きな問題点があるのです。
高齢で働くことの問題点
私はこれまでの職場で、高齢で働く人特有の問題点を見てきました。
それらの問題点について考えてみます。
①プライド
高齢の方、特にこれまで社会である程度のポジションに就いていた方は、相応のプライドや自負を持っています。
ですが、このプライドが高齢で働くとき、大きな障害になる場合を目にしてきました。
例えば、定年を迎えた後、再雇用で働くケース。
この時に「再雇用で収入が半分以下になった」と、文句を言う方がいらっしゃいました。
確かにその通りかもしれませんが、その収入は年功序列賃金制度によって決まった賃金。
長年勤めあげたことは高い評価に値しますが、純粋な労働力として考えれば高額のケースが多々あります。
しかし、本人にとっては定年前の賃金にプライドを持っていますので、どうしても受け入れられないと辞めていく人が多くいました。
②専門スキルと実績
高齢になっても高い収入を得るには、「専門スキル」と「実績」が重要です。
ですが、会社員が持っているのは、社内でのみ通用する「専門スキル」と「実績」というケースが多々あります。
残念ながらこのような「専門スキル」と「実績」では、高齢になって働く場合、ほとんど評価されないでしょう。
以前、「前職で銀行の支店長だった」と、周りの方にアピールを繰り返す人がいました。
本人としては「だからもっと収入を上げろ」と言いたかったのかもしれません。
ですが社内でのみ通用する「専門スキル」と「実績」は、もうその価値を失っています。
副業で長く働ける環境づくり
高齢になってから雇用される仕事は、多くの場合は再スタート。
それまで築き上げてきたプライドや実績が、通用しない職場へ移ることになります。
これはそれまで実績を上げてきたと自負する人ほど、かなりつらいスタートです。
だからこそ、おすすめしたいのが、できるだけ早く「副業を始める」ことです。
副業で積み上げたプライドや実績は、すべてあなたの財産になります。
定年年齢になったからと言って、副業で得たプライド、スキル、実績、信頼を失ったりはしません。
ですが、副業の環境づくりには大きな問題があります。
それは環境づくりに時間がかかること。
副業は多くの場合、順調に動き出すまで相応の時間が必要です。
開始当初は学ぶべきことも多いですし、結果も思うようには出ないでしょう。
この開始当初のつらい時期を、高齢になってから経験するのはかなり大変です。
もちろん、年齢にかかわらず学ぶ意思と行動力があれば、副業での良い結果は生まれるでしょう。
ですが、高齢になるほど新しい体験に抵抗してしまうもの。
新しい環境をつくるなら、少しでも早く始めることをおすすめします。
夫婦副業なら頑張れる!
副業は業務内容にもよりますが、立ち上げがもっともつらい期間になります。
「覚えることが多い」「何をしてよいか分からない」「なかなか結果が出ない」。
そんな時、一緒に頑張ってくれる人がいると、とても心強いです。
だからこそ、お互いに助け合える夫婦副業はおすすめです。
夫婦が一つの副業を手分けしてやるも良し。
「案件獲得」「制作」「経理」などを手分けするも良し。
夫婦がひとつの目標に向かっていければ、きっと大変なことも乗り越えていけるでしょう。
また、高齢になっても副業を続けるのであれば、お互いのかかわりあい方が重要です。
特に家で作業するのであれば、副業だけでなく家事の役割分担が問題になってきます。
これらもお互いに話し合いながら、二人にとって無理のない形をつくっていけるでしょう。
我が家の夫婦副業
我が家では、私がライティングを中心とした仕事を行っています。
今ではライティングの方が本業になりつつありますが、当初は副業として始めました。
我が家では、私が「案件獲得」「制作」を行い、妻が「成果物チェック」「経理」を担当しています。
その他にも企画内容を相談するなど、いろいろな面でサポートしてもらっています。
やはり、パートナーと一緒に頑張れるのは、とても楽しいです。
上手くいかなければ相談できるし、成果が出れば喜びを分かち合える。
一人きりではここまで頑張れなかったと思います。
また、予想外の反応は、子供が仕事内容に関心を持ったこと。
やはり、親が働いている姿を間近で見ることは、子供にも良い影響があると実感しました。
夫婦副業のメリット
①喜びを分かち合える
夫婦副業を始めて最も良かったのが、お互いに喜びを分かち合えることです。
新規案件を獲得したとき、高額案件が決まったとき、そして入金があったとき。
このような副業で得られる喜びを、二人で分かち合えるのは最高です。
②生活スタイルをつくれる
二人で副業に取り組めば、少しずつ状況を見ながら自分たちの生活スタイルを築けます。
よく定年退職後に、夫婦が一緒にいるのが嫌だという話を聞きます。
その大きな理由は、一方がいないことが当たり前の生活スタイルができてしまったからかもしれません。
早くから副業を始めれば、時間をかけて二人一緒の過ごし方がつくれます。
また、二人で共同作業することは、お互いの連帯感を高めてくれるでしょう。
③働く環境を持てる
冒頭で述べた通り、長年、同じ会社で働くほど、新しい環境に適応するのは大変です。
だからといって、プライドは本人とって大切なもの。
捨てろと言われても、簡単に捨てられるものではありません。
だからこそ、夫婦副業で頑張れば、捨てる必要のない働く環境を持てます。
定年退職しても、これまで積み上げたものを捨てる必要はありません。
自分が培ってきたライド、スキル、実績、信頼を活かして、心地よく働けます。
夫婦副業のまとめ
ここまで高齢になった際の夫婦副業について解説しました。
高齢になってから働くのは「健康」と「心」の問題が大きく関係します。
特に男性はプライドを大切にするため、環境変化に適応できなくなるかもしれません。
高齢になってからの環境変化はとても大変です。
それよりも早くから、長く働ける環境をつくった方が快適になります。
これは、二人の生活スタイルにおいても同様です。
今や長く生きる時代、長く働く時代を避けることは困難です。
だからこそ、パートナーとの暮らし方、働き方についても考えていきましょう。
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投稿者プロフィール
- パートナーと一緒に生きていくための、様々なヒントを紹介していきます。
男と女のすれ違いは、お互いの違いや特徴を理解できていないことが大きな原因。一緒に理解していければ、きっと心は近づいていきます。
そんな素敵な関係を、心理学や実体験から紹介していきます。
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