父親の自覚はいつ芽生える?鍵を握るホルモンバランス!
2023年3月29日父親の自覚がない夫にあきれる妻
「いつになったら、父親の自覚が生まれるの?」
女性にとって出産は、生命をかけた一大事。
多くの場合、子供を宿した時点から、母親になる準備が始まります。
一方、男性は子供が生まれたとしても、すぐに意識が変わるわけではありません。
そんな夫を見ていると、妻は「父親の自覚がないの?」とイライラするのは仕方がないこと。
ですが、この状態が長く続くことは、夫婦にとって決して良いことではありません。
妻が夫への不満をため込んで夫婦仲が悪化すれば、最悪、離婚に至る可能性もあります。
妻としては、何とか早く父親の自覚を持ってくれと言いたくなるでしょう。
しかし、男性がすぐに父親の自覚を持てないのは、本能的な理由があるのです。
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すぐに父親の自覚が生まれない理由
ここから説明する内容は、あくまで人間の生物学的な話です。
一部、現代社会のモラルに関わる話が出るかもしれません。
ですが、ここではモラルの問題ではなく、生物学的な話として受け止めてください。
ポイント① 子供を育てる目的
私たちが恋愛や子育てをするのは、「子孫繁栄」のためです。
ここでいう「子孫繁栄」とは、自分の持つ遺伝子をより多くの子孫に受け継いでいくこと。
つまり、私たちが恋愛や子育てに多大なエネルギーを費やすのは、自分の遺伝子を増やしていくという本能に基づいた行動なのです。
これを反対の視点から考えてみましょう。
そうすると、私たちの本能は、遺伝子を受け継がない相手にはエネルギーをかけたくないという考えを持っていることになります。
まずは、このポイントを念頭においてください。
ポイント② 人は浮気する生き物?
よく話題になる「浮気は本能なのか?」
そもそも「浮気」という概念は、私たちの本能にはありません。
なぜなら、本能が形成された狩猟時代には、パートナーを変えることは当たり前の行動だったから。
その理由は、多様な遺伝子を持つ子供を産んだ方が、環境変化に対応できる可能性が高いから。
現代とは異なる厳しい環境下において、多様性は重要なリスク管理対策だったのです。
そのため、子供が生まれたとしても、その子の父親が必ずしも自分とは限らなかったのです。
③男は確認できない
狩猟時代において自分のお腹から生まれてくれば、母親にとっては100%自分の子供。
しかし、その時代に男性は自分の子供かどうかを100%確認することはできませんでした。
ここまで、3つのポイントを解説しました。
これらを総合的に考えて出る結論は、「生まれてきた子供は自分の遺伝子を持っていないかも」という疑念。
そのため男性は、生まれた子供にすべてのパワーを簡単には投入できなかったのです。
実は多くの生物において、メスが父親の違う子供をオスに育てさせようとする行動が確認されています。
そして、意見はいろいろあるでしょうが、人間もその生物に含まれています。
ある調査では、現代日本においても20人に1人の妻が、父親の異なる子供を夫に黙って育てさせているという結果が出ています。
モラルの問題は別として、男性の本能としてはどこかでこのリスクに備える必要があります。
そのため、男性は女性のように一気に子育てモードになれないのではと言われています。
父親の自覚はホルモンバランスで決まる?
そもそも、親の自覚とはどこから生まれてくるのでしょうか?
それにはいくつかの要素がありますが、最も重要と言われているのが「ホルモンバランス」。
男性ホルモンでは特に「テストステロン」が大きく影響しています。
テストステロンは骨格や筋肉量、体毛など男らしい身体を作る作用のある男性ホルモン。
他にも性欲の向上やモテにつながる効果があると言われています。
簡単に言ってしまえば、テストステロンが強いとより多くの女性と性的関係を持ちたくなります。
一方でテストステロンが減少すると、本能が性的関係よりも育児の方が「子孫繫栄」に合理的と考えるように変化します。
つまり、夫に父親の自覚を持たせるポイントは、「テストステロンを減少させること」。
そうすると、育児への積極的参加が期待できるようになります。
スキンシップで生まれる「父親の自覚」
そこで生まれてくるのが次の疑問。
「どうすれば、夫のテストステロンを減らせられるの?」
これにはいくつかの方法がありますが、最も効果的なのは「育児に参加すること」です。
「育児参加しないから困っているんだけど!」と、お叱りの声が聞こえそうですね。
ですが、ある調査によると、育児に費やす時間が長くなるほどテストステロンは低値になるという結果が出ているそうです。
それも、特に新生児の段階で育児に関わると、テストステロンが大幅に減少するそうです。
つまり、夫に父親の自覚を持たせるには、子供が生まれてすぐの段階で育児をさせること。
それも、できるだけスキンシップを多くすると、より自覚が生まれやすくなるそうですよ。
モテる男性ほど良い父親に変わる?
実は、父親の自覚に対する調査で、面白い結果を見つけました。
それは、テストステロン値が高かった男性ほど、5年後に父親になる可能性が高かったこと。
そして父親になった男性は、テストステロンが大幅に減少していたそうです。
これを簡単に言い換えると、
・モテる男性ほど、父親になる可能性が高い
・父親になった後は、父親モードが発動している
ということです。
つまり、今は女癖が悪くても、子供が生まれたら変わる可能性は期待できるかもしれません。
決して保証はできませんが、希望の光になる人もいるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、男性が父親の自覚を持つ鍵を紹介しました。
ちなみにこの記事を書くにあたり、妻に「私はちゃんと育児した?」と聞いてみました。
妻の回答は「それなりにちゃんとやってたよ。」
今思い返せば、確かに新生児のときからいろいろ子供の世話をしていました。
そのおかげで、その後の育児を苦に感じなかったのかもしれません。
みなさんもできるだけ新生児のときから、育児に携わる意識と環境を作ってみましょう!
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