年金受給は何歳からが良いの

年金の受給は何歳からが良いの?私たち夫婦の考え方

2022年11月19日 投稿者: トライフィール

年金の受給を考え始める

年金受給を考える

みなさんは年金の受給を、何歳から始める予定ですか?

社会人になりたての頃は「年金なんてまだまだ先の話」と思っていました。
ですが、あっという間に年月が過ぎ、今や夫婦そろって50代。
そろそろ年金について、夫婦で話しをする機会が生まれてきました。

年金については、世の中にいろいろな考え方があふれています。
年金に関する考え方は、それぞれの状況によって変わるのが当たり前。
この記事で「年金はこうあるべき」などと語るつもりはありません。

あくまで、私たち夫婦が今の状況と将来を考えたとき、「何歳から年金受給を開始しようか」と話し合ったものです。
ある一組の夫婦の考え方として、読んでいただければ幸いです。

[PR]

図解 いちばん親切な年金の本 24-25年版

新品価格
¥1,760から
(2024/9/8 10:16時点)

[PR]

月14万円の年金で夫婦が生活している術

新品価格
¥1,493から
(2024/9/8 10:18時点)

私たち夫婦の状況

夫婦の経済状況

まずは、私たち夫婦の経済状況です。

資産(貯金・株式など)

残念ながら、貯金や株式などの資産はほとんどありません
理由は、以前に事業で失敗したため。
それまで持っていた資産はほとんど売却してしまいました。

最近、ようやく貯金&投資ができるようになりましたが、まだまだないに等しい状況です。

借金

幸い、借金はほとんどありません
事業失敗による借金も、なんとか全額返済できました。
現在のところ、ローンや借り入れはしていません。

収入

夫婦共働きで、私は給与収入と事業収入があります。
妻は給与収入のみ。
最近はライティング関連の仕事をいただいている関係で、事業収入がアップしている状況です。

支出

家は賃貸。事故物件なので周辺相場よりは安く済んでいます。
車は所有せず。ほとんど公共交通機関か徒歩・自転車です。
保険契約は1件のみ。月数千円くらい。
通信費は格安携帯会社を契約。家族3人で約3,500円。
おおむね、支出は少ない方だと思います。

そもそも年金とは?

年金とは

我が家が年金の受給年齢を考える前に、まず調べたのが「そもそも年金って何?」。
こう感じるようになったのは、年金に対する見方や考え方がいろいろあったからです。

  • 「年金をもらえれば働かなくてよいはず」(年金は生活保障?)
  • 「年金で損したくない」(年金は配当金?)
  • 「私たちは頑張ってきたのになんでもっと年金をもらえないのか」(年金は報奨金?)

そこで、何かしっくりくる考え方がないかと、いろいろ探してみました。

私たちの人生には、自分や家族の加齢、障害、死亡など、さまざまな要因で、自立した生活が困難になるリスクがあります。こうした生活上のリスクは、予測することができないため、個人だけで備えるには限界があります。そこで、これらに備えるための仕組みが、公的年金制度です。

厚生労働省:「教えて!公的年金制度 なぜ公的年金は必要なの?」

厚生労働省の説明を、私たちなりの解釈に直すと「長生きリスクに対する保険」
つまり、障害=病気やケガ、死亡などと同列で、「長生き」に備える保険だと考えるようにしました。

あくまで我が家にとって、年金は長生きに対する保険。
そこで、「長生きしたときに困らないようにすること」を最優先に考えることにしました。

年金の受給年齢が変わる理由

年金支給開始年齢

私の周りでも、そろそろ年金の話をする人が増えてきました。
その中でよく聞く意見に「何で私たちは受給年齢が繰り上げられるのだ?不公平だ!」というものがあります。

ですが、個人的にはこの考え方には疑問があります。
その理由はとてもシンプル。
以前の世代よりも、私たちは長生きになっているからです。

日本人の平均寿命
引用元:厚生労働省「図表1-2-1 平均寿命の推移

このように、私たちの寿命は1955年と2019年の比較で、男性で17.81歳、女性で19.7歳も寿命が長くなっています。
もし寿命が長くなれば、生きていくために必要なお金が増えるのは当然のこと。
そのお金を「働く」「貯金」「資産運用」などで調達しなければならないのは、やむを得ないことだと思っています。

その結果、「貯金」「資産」がない我が家の場合は、「長く働く」ことを前提にしました。

私たちの年金受給方針

年金で将来を考える

我が家にとって、年金は「長生きリスクに対する保険」。
そこで、以下のように考えることを決めました。

  • 得する、損するを考えない(大切なのは長生きしたとき困らないこと)
  • 働ける間はずっと働く(私たちは働いている方がおそらく元気)

そこから導き出された結論は「可能な限り受給年齢を繰り下げる」ことです。
ちなみに、繰下げすると受給開始を1月遅らせるごとに0.7%年金額が増加
つまり5年間で年金額は42%アップになります。

そうはいっても、実際にどこまで繰り上げできるかは分かりません。
ですが、基本方針としては「ギリギリまで繰り下げる」ことを目指していきます。

年金受給に向けてのアクションプラン

年金までのアクションプラン

資産がほとんどない状態で年金受給を繰り下げるには、当然、長く働くしかありません。
そのために何をすべきか、アクションプランを考えました。

①健康

まずは、何を差し置いてでも「健康」ありきです。
極端な話、健康でありさえすれば、何かしらの仕事は見つけられます。

そこで、健康管理にはかなり気を付けるようにしています。
基本は「運動」と「食事」。
特に運動は継続的に続けています。

②仕事

現在、多くの仕事は65歳で雇用が打ち切られてしまいます。
そこで、現在は事業収入を頑張り、自力で稼ぐ仕組みづくりを進めています。

事業収入の仕組みをつくれれば、基本的に定年はありません。
しかも、働く時間をある程度自分でコントロールできます。
みなさんも、副業などで長く働ける仕組みをつくってみてはいかがですか?

③支出

支出が少ない家計をつくれれば、老後の自由度が一気に高まります。
私たちは事業で失敗したことによって、強制的に生活レベルを下げることになりました。

ですが、生活レベルを下げても、特に困ることはそれほどなかったというのが実感です。
むしろ、夫婦仲は以前よりも良くなっている気がしています。
意外と必要のない支出って多いものですよ。

まとめ

生き方も働き方も多種多様。
本人たちが満足であれば、それはそれで良いと思います。

ですが、その一方で私たちが受け入れなければならない現実もあります。
例えば、寿命が延びていること。
金利が低いことや人口が減っていることも、私たちで対応できることには限界があります。

年金が老後の重要な収入源であることは、変えようのない事実です。
だからこそ、しっかり学習して、自分たちのスタイルにあった選択をしていきましょう。

[PR]

X【トライフィール@心理学診断開発者】へ

投稿者プロフィール

トライフィール
トライフィール
パートナーと一緒に生きていくための、様々なヒントを紹介していきます。
男と女のすれ違いは、お互いの違いや特徴を理解できていないことが大きな原因。一緒に理解していければ、きっと心は近づいていきます。
そんな素敵な関係を、心理学や実体験から紹介していきます。