年金の受給は何歳からが良いの?私たち夫婦の考え方
2022年11月19日年金の受給を考え始める
みなさんは年金の受給を、何歳から始める予定ですか?
社会人になりたての頃は「年金なんてまだまだ先の話」と思っていました。
ですが、あっという間に年月が過ぎ、今や夫婦そろって50代。
そろそろ年金について、夫婦で話しをする機会が生まれてきました。
年金については、世の中にいろいろな考え方があふれています。
年金に関する考え方は、それぞれの状況によって変わるのが当たり前。
この記事で「年金はこうあるべき」などと語るつもりはありません。
あくまで、私たち夫婦が今の状況と将来を考えたとき、「何歳から年金受給を開始しようか」と話し合ったものです。
ある一組の夫婦の考え方として、読んでいただければ幸いです。
私たち夫婦の状況
まずは、私たち夫婦の経済状況です。
資産(貯金・株式など)
残念ながら、貯金や株式などの資産はほとんどありません。
理由は、以前に事業で失敗したため。
それまで持っていた資産はほとんど売却してしまいました。
最近、ようやく貯金&投資ができるようになりましたが、まだまだないに等しい状況です。
借金
幸い、借金はほとんどありません。
事業失敗による借金も、なんとか全額返済できました。
現在のところ、ローンや借り入れはしていません。
収入
夫婦共働きで、私は給与収入と事業収入があります。
妻は給与収入のみ。
最近はライティング関連の仕事をいただいている関係で、事業収入がアップしている状況です。
支出
家は賃貸。事故物件なので周辺相場よりは安く済んでいます。
車は所有せず。ほとんど公共交通機関か徒歩・自転車です。
保険契約は1件のみ。月数千円くらい。
通信費は格安携帯会社を契約。家族3人で約3,500円。
おおむね、支出は少ない方だと思います。
そもそも年金とは?
我が家が年金の受給年齢を考える前に、まず調べたのが「そもそも年金って何?」。
こう感じるようになったのは、年金に対する見方や考え方がいろいろあったからです。
- 「年金をもらえれば働かなくてよいはず」(年金は生活保障?)
- 「年金で損したくない」(年金は配当金?)
- 「私たちは頑張ってきたのになんでもっと年金をもらえないのか」(年金は報奨金?)
そこで、何かしっくりくる考え方がないかと、いろいろ探してみました。
私たちの人生には、自分や家族の加齢、障害、死亡など、さまざまな要因で、自立した生活が困難になるリスクがあります。こうした生活上のリスクは、予測することができないため、個人だけで備えるには限界があります。そこで、これらに備えるための仕組みが、公的年金制度です。
厚生労働省:「教えて!公的年金制度 なぜ公的年金は必要なの?」
厚生労働省の説明を、私たちなりの解釈に直すと「長生きリスクに対する保険」。
つまり、障害=病気やケガ、死亡などと同列で、「長生き」に備える保険だと考えるようにしました。
あくまで我が家にとって、年金は長生きに対する保険。
そこで、「長生きしたときに困らないようにすること」を最優先に考えることにしました。
年金の受給年齢が変わる理由
私の周りでも、そろそろ年金の話をする人が増えてきました。
その中でよく聞く意見に「何で私たちは受給年齢が繰り上げられるのだ?不公平だ!」というものがあります。
ですが、個人的にはこの考え方には疑問があります。
その理由はとてもシンプル。
以前の世代よりも、私たちは長生きになっているからです。
引用元:厚生労働省「図表1-2-1 平均寿命の推移」
このように、私たちの寿命は1955年と2019年の比較で、男性で17.81歳、女性で19.7歳も寿命が長くなっています。
もし寿命が長くなれば、生きていくために必要なお金が増えるのは当然のこと。
そのお金を「働く」「貯金」「資産運用」などで調達しなければならないのは、やむを得ないことだと思っています。
その結果、「貯金」「資産」がない我が家の場合は、「長く働く」ことを前提にしました。
私たちの年金受給方針
我が家にとって、年金は「長生きリスクに対する保険」。
そこで、以下のように考えることを決めました。
- 得する、損するを考えない(大切なのは長生きしたとき困らないこと)
- 働ける間はずっと働く(私たちは働いている方がおそらく元気)
そこから導き出された結論は「可能な限り受給年齢を繰り下げる」ことです。
ちなみに、繰下げすると受給開始を1月遅らせるごとに0.7%年金額が増加。
つまり5年間で年金額は42%アップになります。
そうはいっても、実際にどこまで繰り上げできるかは分かりません。
ですが、基本方針としては「ギリギリまで繰り下げる」ことを目指していきます。
年金受給に向けてのアクションプラン
資産がほとんどない状態で年金受給を繰り下げるには、当然、長く働くしかありません。
そのために何をすべきか、アクションプランを考えました。
①健康
まずは、何を差し置いてでも「健康」ありきです。
極端な話、健康でありさえすれば、何かしらの仕事は見つけられます。
そこで、健康管理にはかなり気を付けるようにしています。
基本は「運動」と「食事」。
特に運動は継続的に続けています。
②仕事
現在、多くの仕事は65歳で雇用が打ち切られてしまいます。
そこで、現在は事業収入を頑張り、自力で稼ぐ仕組みづくりを進めています。
事業収入の仕組みをつくれれば、基本的に定年はありません。
しかも、働く時間をある程度自分でコントロールできます。
みなさんも、副業などで長く働ける仕組みをつくってみてはいかがですか?
③支出
支出が少ない家計をつくれれば、老後の自由度が一気に高まります。
私たちは事業で失敗したことによって、強制的に生活レベルを下げることになりました。
ですが、生活レベルを下げても、特に困ることはそれほどなかったというのが実感です。
むしろ、夫婦仲は以前よりも良くなっている気がしています。
意外と必要のない支出って多いものですよ。
まとめ
生き方も働き方も多種多様。
本人たちが満足であれば、それはそれで良いと思います。
ですが、その一方で私たちが受け入れなければならない現実もあります。
例えば、寿命が延びていること。
金利が低いことや人口が減っていることも、私たちで対応できることには限界があります。
年金が老後の重要な収入源であることは、変えようのない事実です。
だからこそ、しっかり学習して、自分たちのスタイルにあった選択をしていきましょう。
投稿者プロフィール
- パートナーと一緒に生きていくための、様々なヒントを紹介していきます。
男と女のすれ違いは、お互いの違いや特徴を理解できていないことが大きな原因。一緒に理解していければ、きっと心は近づいていきます。
そんな素敵な関係を、心理学や実体験から紹介していきます。
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