女性に言い訳が必要なのはなぜ?本能が求める4つの理由
2023年2月10日女性の恋愛に言い訳は欠かせない
「女性に言い訳を与えること」
これはまだ私が大学生になったばかりの頃に、モテる男性から教えられた一言です。
当時はまだ彼女のいる友達も少なく、変なパワーを持て余していたとき。
モテる男性から聞いたこの言葉が、今でも心に残っています。
ですが、この言葉の真意を、当時はなかなか理解できませんでした。
その大きな理由は、私が「恋愛における男女の考え方の違い」をきちんと理解できていなかったからです。
そのため、当時の男性誌に書かれている「言い訳集」を見ていて、「こんなバレバレの誘い文句で言い訳になるの?」と思っていました。
しかし、その考え方自体が、女性心理を分かっていないことの証。
当然、当時の私はほとんどモテませんでした。
女性は合理的な意味で、言い訳を欲しがっているのではありません。
そもそも、女性自身もその理由をよく分かっていないと思います。
なぜなら、言い訳を欲しがる感情は、女性の恋愛本能からの指令だからです。
人は本能の意図を理解することはできません。
しかし、本能が出す指令には、人として生きていくための重要な理由があります。
この記事では、その理由について解説します。
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女性が言い訳を求める理由
女性の本能が言い訳を求める理由を知るには、本能の役割を理解する必要があります。
本能の大きな目的は「子孫繁栄」と「個体維持」です。
どちらも私たち人間が、末永く生命をつないでいくことを求めています。
しかし、現代人の本能には、以下のような問題点があります。
- 本能は狩猟生活をベースに形成されている
- 狩猟時代と現代では「子孫繁栄」と「個体維持」の手法が大きく異なっている
- 本能が環境変化に適応するには、数万年程度かかると言われている
私たちは、現代という新しい社会で生きています。
しかし、新しい社会の考え方に、本能が追いついていないのです。
この本能と社会の価値観との食い違いが、大きく影響していることが前提となります。
①責任が生死に直結していた
狩猟時代において、男性と女性の社会的役割は明確に分かれていました。
男性は食料調達のために狩りに出て、女性は集落の運営管理が役割でした。
そのため、男性に求められた考え方は「リスクを冒して成果を得る」。
女性に求められたのは「集落内で問題を起こさない」という考え方でした。
集落内で問題が起きて内部分裂につながれば、集落自体のパワーが下がります。
これは自然や別集落からの脅威にさらされていた時代には、かなり深刻な問題でした。
そこで、女性は表面的ではあってもトラブルが起きない、もしくは顕在化しない状況を維持していたと考えられています。
もし、集落内で問題が起きたらどうなるのか?
当然、その責任者には何かしらの罰が及びます。
その責任者が男性であれば、罰を受けたとしても、大きな獲物を取ってくれば挽回のチャンスがあります。
しかし、女性は役割的に挽回のチャンスは、ほぼありません。
その結果、集落から追放されることになり、事実上、生き続けることはほぼなかったでしょう。
このような役割の違いが女性の本能にはインプットされているため、女性は「責任を取りたくない」という意識が強いと考えられています。
②恋愛市場価格の維持
生物学的に考えると、恋愛において女性は「選ぶ側」であり、男性は「選ばれる側」です。
これは女性が「選択と集中戦略」、男性が「拡散戦略」を取っているために起きている現象です。
そのため、女性はより男性から求められるように、マーケティング的に表現すれば、高価格維持戦略を取っています。
仮に男性を「需要」、女性を「供給」サイドと考えましょう。
現状、市場は圧倒的な需要過多です。
そのような状況であれば、供給側は販売量を管理してできるだけ高い価格を維持するのが、最も自分たちの価値を高める戦略になります。
しかし、この戦略には一つ、大きな問題があります。
それは、供給側から低価格販売するものが出ること。
もし、低価格で販売されたら、需要はその低価格に集中します。
その結果、供給側全体が価格を下げざるを得ない状況となり、価値が大きく下落します。
これを恋愛に置きかえると、簡単に男性と性的関係になる女性を指します。
このような女性の出現は、女性全体の恋愛的価値(いかに男性から強く求められるか)を大きく下げる危険な存在です。
そのため、女性は「性的関係が多い女性」をコミュニティから排除しようとする傾向があると言われています。
これは見方を変えると、自分が「性的関係が多い女性」と思われることを、極度に嫌がることにもつながります。
だからこそ、女性の恋愛本能は「自分から男性を誘う」ことを回避しようしているのです。
③男性からリソースを引き出す
女性が妊娠、出産、子育てをやり遂げるには、男性からリソースを引き出すことが重要でした。
リソースとは食料、時間、手間などの資源のこと。
これらをいかにたくさん引き出せるかが、ある意味女性の生物学的な魅力にもつながっています。
それでは、どうすれば多くのリソースを男性から引き出せるか?
その一つの答えが、性的関係になるまでに男性から多くのリソースを引き出すことです。
人はあるものに対して、財産や時間、手間をかけるほど、そのものに執着する傾向があります。
人の脳は矛盾を嫌うため、行動と考え方に整合性を持たせようとする心理が働きます。
例えば、高いお金を出して買ったものほど、みなさんは大切にしようとしませんか?
これは「高いお金を出した」からこそ、「これは価値が高いものだ」と考えてしまうためです。
これは恋愛においても、同様の効果が働きます。
つまり、男性にできるだけ苦労をさせた方が、その関係が長続きする可能性が高まります。
だからこそ、女性は「恋愛リスクは全て男性に取ってもらいたい」と考えるのです。
男性に恋愛リスクを取ってもらう。
言い換えると、性的関係になるまでに男性からできるだけ多くのリソースを引き出す。
それによって、自分が男性から長く愛される可能性が高まる。
女性自身はそこまで考えていなくても、恋愛本能にはこの戦略が刻まれているのです。
④モテスキルの見極め
女性の恋愛本能は、モテる男性が大好きです。
その理由は、モテる男性スキルを自分の子孫に伝えられるから。
女性は性的関係を持ってしまうと、生物学的には多大なリスクを負うことになります。
そのため、相手のモテスキルをしっかり見極めなければなりません。
その一方で、あまりに焦らしすぎて、価値の高い男性を逃してしまったら元も子もありません。
価値の高い男性と、希少な存在。
もし逃してしまったら、次に会える保証はないのです。
この相矛盾する課題をクリアするために、女性の恋愛本能は様々な方法で男性をテストしています。
最終的な決断を促すためにどんな「言い訳」を用意してくれるのか、男性を試しているのです。
女性に言い訳を与える男性はモテる
ここまで、女性が恋愛に「言い訳」を求める4つの理由を解説しました。
男性には面倒くさいと感じられる言い訳も、女性の恋愛本能にとってはとても重要な要素なのです。
だからこそ、この「言い訳」をうまくつくってあげられる男性は、とてもモテます。
ビジネスに例えるなら、超一流の営業マンのようなもの。
購入の最終決定をする際にいかにうまく背中を後押しするかが、男性には求められています。
言い訳づくりの大きなポイントは、以下のようなものです。
①内容よりタイミング
始めから上手な言い訳なんて、つくれるはずがありません。
その理由は、女性によって求める言い訳の方向性が変わるから。
言い訳づくり経験値の低い男性が、女性のニーズを読み取るなんてまず不可能です。
それでは、相手を誘いたいときにどうすれば良いか?
まずは、その時思いつく言い訳で誘ってみましょう。
もし、女性が「どっちにしようかな?」と悩んでいたとしたら、何も誘わないのは最悪の選択です。
その理由は「この男性はモテスキルがない」と、恋愛本能に判断されるから。
こうなったら一発アウトとなり、そこまでの努力が水の泡になる可能性大です。
仮にうまく誘えなかったとしても、恋愛の勝負所で「誘った」という事実は残ります。
これは何も誘わないよりも、はるかに高い評価を得られます。
言い訳の内容って、第三者から見たら「???」と思うことが多々あります。
それでも、うまくいくときは何とかなるものですよ。
②恥ずかしがらない
恋愛において、恥ずかしがることは大きなマイナスになります。
その理由は、恥ずかしがる=緊張しているから。
女性は緊張している男性には本能的に警戒心を抱いてしまうものです。
そもそも緊張とは、動物が危機に対して臨戦態勢になること。
緊張で一時的に運動機能を高め、危機に「立ち向かうか」または「逃走するか」のどちらかを選択する行動です。
これを女性視点で見たらどうなるでしょうか?
目の前の緊張している男性は「襲い掛かってくるか?」「逃亡するか?」の二択状態になっている。
もし男性が「襲い掛かってくる」を選択したら、狩猟時代であれば女性は生命の危機にさらされます。
そのため、女性の恋愛本能は、緊張している男性に危険を感じるようになっています。
もし緊張してしまったら、無理に緊張を隠すのはやめましょう。
女性の恋愛本能は、男性が緊張を隠していることくらい簡単に見抜いてしまいます。
まずは深呼吸して、少し冷静さを取り戻しましょう。
その上で「何か緊張しちゃうね」と、自分から緊張していることを素直に話してみましょう。
自分の本心を素直に表現できる人は、どこか自信があるように見えるものです。
また、素直に話すことで、あなた自身がリラックスできる効果も期待できますよ。
まあ最終的には経験値を積んで、緊張しなくなることが一番です。
③露骨な表現を避ける
女性が言い訳を欲しがるのは、「私はそんなつもりじゃなかったのに…」と言いたいのです。
それは「自分から誘った」という事実を、極端に嫌がっているから。
「自分から誘った」と認識されると、恋愛本能は周りの女性から非難されることを危惧します。
この「自分から誘った」という認識は、露骨な誘いに乗った時も同一視される可能性があります。
明確に性的関係を示唆されて、それに合意したのであれば誘ったも同然という解釈です。
だからこそ、露骨な表現による誘いは避けましょう。
「少し休むだけ」「何もしないから」という見え見えの言い訳であっても、「私はそんなつもりじゃなかったのに…」と言える状況をつくってあげてください。
④一番大事なのは下準備
結局、うまく誘えるかどうかは、それまでにどんな関係をつくれるかが一番大事です。
営業活動で例えたように、言い訳はあくまでクロージング。
最後の一押しであって、決定打ではありません。
あなたが魅力的な男性になって、彼女との心理的な距離を縮めておくことが基本であることに変わりありません。
あくまで言い訳は、最後に失敗しないためのテクニックと理解しましょう。
まとめ
みなさんは、女性の恋愛本能が「言い訳」を求める理由を理解いただけたでしょうか。
男性にとっては厄介な「言い訳」も、女性の恋愛本能にとっては子孫繁栄のために重要な要素なのです。
そもそも恋愛は、本能にコントロールされている行動です。
相手の本能が喜ぶアクションをすれば、あなたのモテスキルはレベルアップします。
孫子の兵法に出てくる有名な一節に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
これは恋愛においても、全く同様です。
「女性の恋愛本能を知り、自分(男性)の恋愛本能を知れば恋愛に勝利できる」
みなさんも恋愛本能を理解して、素敵な恋愛を楽しんでください。
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男と女は簡単には分かり合えないから面白いんですよね。
それ故に相手を理解しようとする上で、ヒントとなる投稿に感謝します。神さまが、繋がったとき大きな喜びや感動サプライズを与えるため”あえて”相反させている男女について、解りやすく教えて下さり、ありがとうございます。