エニアグラムで診断をつくろう!

エニアグラムで診断をつくろう!メリットとポイントを解説

2023年7月4日 投稿者: トライフィール

エニアグラムを利用して、診断コンテンツを作成してみませんか?

診断の信頼度を高めるには、ロジックをしっかりと作り込むことが大切です。
しかし、オリジナルのロジックを自力でつくるのはとても大変。
そんなときは、すでにロジックが出来上がっている分析手法を使うのがおすすめです。

数ある分析手法の中で、おすすめなのが「エニアグラム」
この記事ではエニアグラムと、診断に活用するポイントを解説します。

エニアグラムとは

エニアグラムとは、人間の性格を9つのタイプに分類する心理学的なモデルです。

人間の9つのタイプを円の中に描き、三角形や六角形などの線で結んでいます。
それぞれのタイプを結んでいる線は、タイプ間の関係や影響を表しています。
それにより、一つのタイプだけでなく、他のタイプとの相性や成長の方向性の分析が可能です。

また、エニアグラムはギリシャ哲学を源流とした、人間の本質に根差した分析手法です。
特に現代におけるエニアグラムは、心理学の成果を取り込みながら、自己成長の体型として発展しています
近年では、自分自身や他者を深く理解するための有効なツールとして、ビジネスや教育、カウンセリングなど様々な分野で活用されています。

エニアグラム 9つのタイプ

性格タイプ

エニアグラムは人間の性格を9つのタイプに分類しています。

それぞれのタイプには特徴的な性格や行動パターン、感情や思考の傾向があります。
また、タイプごとの欲求や恐怖など、深層心理的な要素も分析が可能です。

ここでは、エニアグラムの9つのタイプについて、それぞれの特徴や強みや弱みを紹介します。

タイプ1 改革する人

タイプ1は、改革する人と呼ばれます。

このタイプは、自分や他者、世界に対して高い理想や目標を持ち、それに向かって努力し続けることができます。
また、正しくあることや正義を重んじ、道徳的で誠実で責任感の強いタイプです。

タイプ1は、自分の内側に厳しい批判者を持ち、自分の間違いや欠点に敏感です。
そのため、自分や他者に対しても厳しさを求め、完璧主義や批判的な傾向があります。

タイプ1の強みは、高い倫理観や信念を持ち、物事を改善しようとする姿勢です。
その一方で、自分や他者に対して厳しくなり、柔軟性や寛容性に欠ける面があります。

タイプ2 助ける人

タイプ2は、助ける人と呼ばれます。

このタイプは、他者の感情を敏感に察知して、思いやりのある行動ができます。
また、他者を助けたり支えたりすることで、愛されることや必要とされることを感じるタイプです。

タイプ2は、人間関係やコミュニケーションを大切にし、自分の人気や評判にも気を配ります。
そのため、自分の感情や欲求を抑えて、他者に合わせてしまいがちです。
また、他人からの評価を自分の価値と考える傾向があり、依存的や献身的になる傾向があります。

タイプ2の強みは、他者に寄り添い、温かく支援することができることです。
一方、自分の感情を無視して、他者に過度に関わろうとする弱みがあります。

タイプ3 達成する人

タイプ3は、達成する人と呼ばれます。

このタイプは、自分の目標や夢に向かって、効率的に行動できます。
また、自分の能力や成果に自信を持ち、他者からの評価や賞賛を重視するタイプです。

タイプ3は、明確な目的意識を持ち、目標達成するための環境や人間関係づくりに長けています。
そのために、自分自身を厳しくコントロールして、必要なことに集中するのが得意です。
また、成果や地位に自分の価値を見出すため、競争的や自己中心的な傾向があります。

タイプ3の強みは、自分の可能性を最大限に発揮し、目標を達成できることです。
その一方で、結果重視の意識が強いため、プロセス思考の人から理解されにくいという弱みがあります。

タイプ4 個性的な人

タイプ4は、個性的な人と呼ばれます。

このタイプは、自分の感情や感性に敏感で、独創的で芸術的な人です。
そのため、自分のアイデンティティや価値観を大切にし、自分らしさを強く求めます。
また、自分の中から強いイメージがあふれ出て、それを探求や表現したいという強い欲求を抱きます。

タイプ4は、自分の感情をコントロールするのが苦手です。
そのため、気分や感情に左右されることが多く、理想とのギャップに苦しんだり、憂鬱や不満を強く感じる傾向があります。

タイプ4の強みは、自分の感情や感性を豊かに表現できることです。
一方で、自分の感情に振り回されて、現実逃避や自己嫌悪する弱みがあります。

タイプ5 調べる人

タイプ5は、調べる人と呼ばれます。

このタイプは、知識や自己理解を深めることに情熱を持つ、論理的で分析的な人です。
そのため、自分の興味あることを徹底的に追求し、その道の専門家であろうとします。
また、自分の独立性を大切にし、自分のための時間や空間を確保します。

タイプ5は、自分の感情を抑えて、客観的に物事を観察するのが得意です。
その一方で、専門分野以外では能力不足を感じて、消極的になる傾向があります。

タイプ5の強みは、自分の専門知識を活かして、高度な分析や開発ができることです。
一方で、自分自身の世界にこもってしまい、現実との関係性を避けようとする弱みがあります。

タイプ6 忠実な人

タイプ6は、忠実な人と呼ばれます。

このタイプは、自分や他者、社会に対して責任感を持ち、忠実で信頼できる人です。
また、安全や安心を強く求め、危険や不安を極端に回避しようとします。

タイプ6は、自分の仲間を大切にし、協力的で忠誠心の高い行動を示します。
また、自分に対する自信が低く、自分の判断や能力に疑いを持つことが多いです。
そのため、不安や恐れを隠すために反抗的や攻撃的な態度をとることもあれば、誰かに従うことで心の安定を得ようとする場合もあります。

タイプ6の強みは忠実で信頼できることや、危機を事前に回避しようとする能力が高いことです。
一方、ちょっとしたことで不安や疑いを持ち、自信や信頼を失ってしまう弱みを持っています。

タイプ7 熱中する人

タイプ7は、熱中する人と呼ばれます。

このタイプは、自分の興味や好奇心に従って、新しく楽しい経験を求める人です。
また、自分に対して自信を持ち、ポジティブで楽観的という特徴を持っています。
そのため、自分のアイデアや計画を実行する能力が高く、常に自分の人生を豊かにすることを目指します。

タイプ7は、自分の感情をコントロールするのが得意で、快楽的で自由奔放なことが特徴です。
その一方で、自由を制限されることが苦手で、すぐに退屈や不満を感じる傾向があります。

タイプ7の強みは、好奇心がとても旺盛で、関心のあることはすぐ行動できることです。
一方、関心がないことについては、現実逃避したり上辺だけ取り繕うとするのが弱みと言えます。

タイプ8 挑戦する人

タイプ8は、挑戦する人と呼ばれます。

このタイプは、自分の能力や意志によって、目標や理想を実現する人です。
常に自分の信念や正義に基づいて行動し、率直で誠実に行動しようとします。

タイプ8は、自分の独立性や自由を大切にし、他人からの干渉を極度に嫌がります。
また、自分の感情をコントロールするのが苦手で、自分の考え方や行動を否定する人に対して衝動的で攻撃的な行動をとるのが特徴です。
その一方で、傷つきやすい面があり、その気持ちを隠すためにあえて強がった行動をとる場合があります。

タイプ8の強みは、物事を成し遂げるためならば、ストイックに行動できることです。
一方で感情的になりやすく、他者に対して過度に攻撃してしまう傾向があります。

タイプ9 平和をもたらす人

タイプ9は、平和をもたらす人と呼ばれます。

このタイプは、自分や他者、世界に対して平和や調和を求める人です。
また、相手の感情を素早く察知し、周りに対して穏やかで優しく対応できます。
また、自分の意見や要望を我慢して、周りの意見を優先する傾向があります。

タイプ9は、人間関係をとても重視し、自分の仲間を大切にするのが特徴です。
また、自分の能力を低く見積もる傾向があり、自分にはそれほどの価値がないと認識するケースが多いです。
そのため、目の前の問題に立ち向かうのをあきらめてしまい、、消極的や受動的な態度になる傾向があります。

タイプ9の強みは、人間関係において、平和や調和の保たれた環境づくりができることです。
一方、自分の意見や考えを明確に表現せず、他者に依存や妥協しやすい弱みがあります。

エニアグラムで診断をつくるメリット

診断づくり

エニアグラムで診断を作成することには、様々なメリットがあります。

第一の理由は、エニアグラムでは個人の性格パターンが明確に設定されていることです。
通常、性格分析の診断を作成する場合は、性格をいくつかのタイプに分類する必要があります。
実は、このタイプ分類はかなり大変な作業で、未経験者にはかなり敷居が高いと言えます。

ですが、エニアグラムを使用すれば、この問題が一気に解決します。
エニアグラムは、9つの性格タイプが詳細に設定されています。
そのため、この9タイプを用いれば、性格タイプを新たに設定する必要がありません

第二のメリットは、エニアグラムには相性の相関関係が構築されていることです。
この相関関係を用いれば、恋愛や人間関係の診断に用いることができます。

もし、診断のロジック作成に困るのであれば、エニアグラムを活用するのも良い方法と言えるでしょう。

おすすめのエニアグラム診断

エニアグラムを用いた診断は、数多く作成されています。
ですが、その中でもおすすめなのは、日本エニアグラム学会の診断です。

日本エニアグラム学会 簡易タイプ診断

日本エニアグラム学会の簡易タイプ診断では、以下の4種類の診断が提供されています。

エニアグラムの基礎知識を学習したうえで、これらの診断を受けてみると、何となく診断の構造が理解できて学びになると思います。

エニアグラムで診断をつくってみよう!

エニアグラムで診断

ここまで、エニアグラムとエニアグラムを診断に利用するメリットについて紹介しました。

エニアグラムは、人間の性格を9つのタイプに分類する心理学的なモデルです。
そのタイプ分類はかなり詳細に設定されているため、診断利用にとても適しています。

まずはエニアグラムをベースに診断を作成してみる。
そうすると、診断をつくる際、どのような作業が必要かも分かってくると思います。

また、エニアグラムは人間心理を学ぶ上でも、とても優れた教材です。
私自身、学べば学ぶほど、エニアグラムの奥深さを楽しく感じています。

みなさんもこれを機会に、ぜひ、エニアグラムに触れてみてください。

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