恋するドーパミン

恋するドーパミン!有効期限は3ヵ月?

2022年11月27日 投稿者: トライフィール

恋とドーパミン

盛り上がる2人

「恋はドーパミンによって盛り上がる」
私たちが恋して幸福を感じるのは、ドーパミンが大きく影響しています。

実際には、エストロゲン、テストステロン、セロトニンなど多くのホルモンが関係しています。
ですが、その中で最も強い感情を引き出す時は、やはりドーパミンの影響が大きいようです。

そもそも、ドーパミンとは「快感」「多幸感」「意欲向上」を感じさせるホルモン。
このドーパミンが分泌されると、人はとてつもない気持ち良さを感じます

ただし、このドーパミンには大きな欠点があります。
それは、あまりに快感が強いため、依存症を引き起こす危険性があることです。

例えば、ギャンブル。
大当たりが出る、ビッグチャンスになるなどの場面では、脳内にドーパミンが大量放出されます。
この快感が忘れられないため、大負けしてもお金をつぎ込むようになります。

「ドーパミンを放出する行為」を脳が覚えてしまい、強烈な印象を受けるほどそのシチュエーションを再現しようとします。
これが、いわゆる「依存症」です。
恋愛が「依存症」になってしまうのも、やはりドーパミンが大きく関係しています

恋愛依存症診断

※参考コンテンツ
【恋愛依存症 診断】

「好きな人のことしか考えられない…」
あなたは「恋愛依存症」になっていませんか?

私たちをコントロールするもの

私たちはコントロールされている

私たちの行動をコントロールしているもの。
それは、「理性」と「本能」です。

理性はある程度、思考によってコントロールできます。
例えば、勉強はしたくないけど、やった方が将来のためになると考えるのが思考です。
思考は「理想像」や「あるべき姿」を設定し、長期的視点に立って行動を制御します。

一方、「本能」は、ほとんどの人が意識しないまま、私たちをコントロールしています。
生物本来の機能としては、「本能」による制御が基本です。
ちなみに、一説によると「本能」の情報処理能力は「理性」の約30万倍
私たちの行動は、ほとんど本能に支配されているのです。

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私たちを操る「快楽」と「不快感」

脳のコントロール

それでは、本能はどうやって私たちをコントロールしているのでしょうか?
その方法は、「快感」と「不快感」です。
これらは主に、私たちに短期的メリットを与えるために機能しています。

命を守る、栄養を取る、身体の調子を良くするなど、快感を得ることは目先の利益になることがほとんどです。
ですが、このコントロールには大きな問題が2つあります。

  • 長期的な視点では、マイナス効果になる場合がある
  • 微妙な調整が難しく、バランスを崩してしまう可能性がある

例えば、おいしいものを食べて「快感」を感じるのは、身体に良い栄養分を摂取できるからです。
ですが、栄養分を過剰に摂取すると、生活習慣病を引き起こして体調を悪くしてしまいます。
また、「快感」があまりに強すぎると、栄養など関係なく「快感」を得るためだけに食べるようになります。

そのため、通常、ドーパミンは過剰に分泌しないような仕組みになっています
ですから、恋して感じる「燃え上がるような愛情」は、ある程度の期間しか続かなくなっているのです。

恋するドーパミンの有効期限

恋愛には時間がない

恋愛におけるドーパミン的愛情には、短期的と長期的ピークがあると言われています。
短期的ピークの方が燃え上がる気持ちが強く、長期的な方がじわじわと大きな決断を後押しします。

分かりやすく言えば、短期的ピークは恋愛初期。
「恋人として認める」「身体の関係を持つ」「相手を受け入れようとする」などの行動を促します。
この時、本能は「良い遺伝子を持った子供」をつくろうとしています。
このピークは、通常3カ月程度と言われています。

長期的ピークは、結婚までの決断。
本能が「子供を育てる良い環境」をつくろうとしています。
このピークは、通常2~3年程度
それを過ぎると、ドーパミンによる愛情はほとんど感じなくなると言われています。

このドーパミンが放出されている時は、理性がなかなか正常に判断できません。
ほぼ、本能に完全制圧された状態になります。
だからこそ、相手との関係を進展させるには、このドーパミン期間を意識する必要があります。

恋愛は相手が冷静になると、成功率が激減します
これが、「恋はタイミング」と言われる大きな要因の一つです。

恋の勝負は3ヵ月?

恋は短期決戦

ドーパミンの有効期限を考えれば、恋の勝負をかけるタイミングは決まってきます。

まず、恋愛関係になるための勝負期間は、約3ヵ月
人間は初めて会った瞬間から、相手を恋愛対象として審査しています。
つまり、恋愛関係になるためのベストな期間は3ヵ月以内ということです。

実は、広島大学の調査によると、告白が成功した人が最も多かったのが「3ヵ月未満」。
失敗した人が最も多かったのが「1年以上」だったそうです。
参考:「恋愛における告白の成功・失敗の規定因」 小島奈々恵・大田真琴・高本雪子・深田博己

この実験結果から、ドーパミンとの関連性は明らかになっていません。
ですが、やはり恋の勝負は3ヵ月以内と決めれば、成功率は高くなりそうです。

気になる彼女から脈ありサインを感じたら、ぼやぼやしている暇はありません。
彼女がドーパミンで快感を得ている間に、勝負をかけた方が良いでしょう

それ以上は時間をかけるほど、成功率は下がっていきますよ。

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