デートの話題は恋バナにしろ!

デートの話題は恋バナにしろ!記憶と感情の仕組みを解説

2023年11月15日 投稿者: トライフィール

デートは恋バナを話題にしろ

デートは恋バナを話題にしろ

デートの話題を恋バナにしないと、恋愛関係になれないかも?

明日はいよいよ、意中の彼女とデート。
期待と不安に胸躍る時間ですよね。

しかし、そんな時に、恋愛初級者の男性にとって大きな悩みが「デートの話題」
どんな話題でデートを盛り上げれば良いのか、かつては私も悩んでいました。

女性との会話には、趣味や仕事、旅行や映画など、様々な話題があります。
しかし、デートでは絶対にすべき話題があります。
それが「恋バナ」です。

恋バナとは、恋愛に関する話題のこと。
しかし、ここで気をつける必要があるのは、自分ではなく、女性の恋バナをすることです。

ここでいう恋バナとは、主に、女性の恋愛経験。
例えば、初恋の思い出や好きになった男性のタイプ、元カレとの恋愛経験などが重要です。
その一方で、理想のタイプや恋愛観などは、それほど重要ではありません。

それでは、なぜデートでは恋バナを話題にするべきなのでしょうか?
なぜ過去の経験は重要で、理想や恋愛観はそれほど重要ではないのでしょうか?

その理由を、記憶と感情の仕組みという観点から解説します。

[PR]

恋愛と結婚のパーソナル診断【parcy’s診断】

デートの目的は恋愛関係になること

恋愛に強いメンタル

あなたはデートに何を求めますか?
楽しい時間を過ごすこと?
相手との仲を深めること?

もちろん、それらも大切ですが、デート本来の目的は、恋愛関係になることです。
そのためには、女性に自分を異性として意識してもらうことが必要です。

しかし、男性と女性では、恋に落ちるスピードやプロセスが異なります。
実は、男性の恋愛本能は見た目ですぐに好きになることが多いため、恋愛における会話の重要性を認識していないケースが多々あります。

その一方で、女性は男性のように一目惚れすることは、ほとんどありません。
女性の恋愛本能は相手の性格や価値観、話し方や態度など、様々な要素を総合的に判断する傾向が強いのです。

そのため、女性に恋愛対象として見てもらうには、どこかの段階で女性の感情を恋愛モードに切り替える必要があります。
ただ、世間話が盛り上がっただけでは、女性に友だち認定されるだけです。

実は、その恋愛モードに切り替えるための話題こそが、恋バナ。
恋バナは記憶と感情の仕組みから見ても、恋愛関係になるために効果的な話題なのです。

記憶と感情のメカニズム

脳のコントロール

恋バナが恋愛感情に大きな影響を及ぼすのは、記憶と感情のメカニズムが関係しています。
記憶と感情のメカニズムとは、私たちが過去の出来事や感情を記憶する仕組み。
その記憶がどのように形成され、思い出し、評価するかの働きです。

このメカニズムが持つ特徴によって、女性の恋愛感情は引き起こされます。
ここでは、そのメカニズムとともに、なぜ女性が恋愛感情を抱くかを解説します。

記憶とは保存ではなく再構成

私たちは、記憶とは過去の出来事がそのまま脳に保存されていると考えているかもしれません。
しかし、最近の研究によると、記憶とは保存ではなく、断片的な情報をつないで再構築されるものだということがわかってきました 。
その再構築される際に、重要な役割を担っているのが感情です。

基本的に、記憶とは情報と感情がワンセットになったものです。
感情とセットにならない情報は、記憶として再構成が難しいと言われています。
例えば、みなさんも何か過去の記憶を思い出してみてください。
おそらく、記憶とともにその時の感情を思い出しているでしょう。

このように、私たちは過去の記憶を思い出すとき、感情もセットで思い出します
逆に、感情がないと、記憶はかなり曖昧になります。

恋愛感情とは後付けの理屈

人間は多様な感情を持っているように考えがちです。
例えば、恋愛感情だけをとっても、喜びや悲しみ、怒りや恐れ、愛や恋など、様々な感情があると思っているかもしれません。

しかし、実際には、人間の持つ感情は、それほど多くないという説があります
なぜなら、人間の感情は、脳内ホルモンでコントロールされているからという理由です。

脳内ホルモンとは、脳が分泌する化学物質のこと。
このホルモンが分泌されると、私たちの心や体に様々な影響を与えます。

例えば、ドーパミンは快楽や報酬に関係するホルモン。
恋愛感情とは、このドーパミンによって感じる快感です。
ドーパミンによる快感は、恋愛以外でも私たちに起きています。
ただ、その快感に「愛」や「恋」という感情を感じるのは、理性が快感の理屈付けをしているからです。

極端な例を挙げるなら、かき氷のシロップみたいなもの。
本来は同じ味なのに、理性が見た目やイメージから理屈付けすることで、違った味のように感じているのです。

デートで恋バナを話題にすべき理由

デートで恋バナを話題にすべき理由

先ほど、記憶と感情のメカニズムと恋愛感情の理屈付けを解説しました。
実は、この仕組みこそが、デートで恋バナを話題にすべき理由なのです。

なぜ恋バナが恋愛感情になるのか?
その理由を、順を追って解説します。

①恋愛感情を思い出す

デートで恋バナをすると、女性は過去の恋愛経験を思い出します。
このとき、過去の出来事とともに、その時の感情も呼び起こされます。
つまり、恋バナがデートの話題で必要なのは、過去の記憶を頼りに、女性の恋愛感情を引き出すためです。

そのため、ここで大切なのは、思い出させるのは過去の実体験であること。
思い出す記憶が実体験であるほど、強い感情が呼び起こされるからです。

例えば、あなたが「優しい人が好き」という理想を持っているとしましょう。
その理想の人をイメージしても、心が強くときめくことは難しいでしょう。

しかし、これが元カノだったらどうでしょうか?
元カノとの様々な思い出がよみがえり、心が切なくなるのではないでしょうか。

このように、人間は過去の実体験であるほど、強い感情を思い出します。
だからこそ、女性から恋バナを引き出して、思い出を呼び起こしてください。

②心がドキドキする

女性は過去の恋愛経験を思い出すと、恋愛時の感情がよみがえります。
これを脳科学的に見ると、過去の感情をきっかけに、脳内にドーパミンが分泌されるという状態です。

ドーパミンとは、脳が分泌する快楽や報酬に関係するホルモンのこと。
このようにドーパミンが分泌されることで、女性は快感を感じ始め、心がドキドキしてきます。

しかし、このドキドキは、あくまで過去の感情。
そのため、今、目の前にいる自分とは関係ないと思いませんか?
実は、脳には、感情を時系列で区別できないという特徴があるのです。

例えば、みなさんは過去の体験を思い出すたびに嫌な気持ちになったり、未来のまだ起きていない状況に恐怖を感じたりすることがありませんか。
冷静に考えれば、これらは現在、自分に起きている現象ではありません。
しかし、脳は今、起きているもののように錯覚し、強い感情を引き出しているのです。

女性の脳も、恋バナで発動したドキドキを、現在に起きている感情のように錯覚します
この錯覚が、いよいよ、あなたへの恋愛感情へとつながります。

③ドキドキとあなたがワンセットになる

女性の脳は、過去の恋愛経験で呼び起こされた快感を、今の感情と認識します。
しかし、目の前には、元カレは存在しません。
そうすると、女性の脳は元カレはいないのに、ドキドキしている状況に矛盾を感じ始めます。

実は、脳には事実と感情の間で矛盾を感じると、どちらかを変えることで一貫性を持たせようとする働きがあります。
この働きを「認知的不協和の解消」といいます。

認知的不協和とは、事実と感情が一致しないときに生じる心理的な不快感のこと。
この不快感を解消するために、人は考え方を変えたり、事実を都合よく解釈しようとします。

女性に認知的不協和が発生した時、目の前にいるのは「あなた」という異性です。
そうすると、女性の脳はあなたという異性によって、ドキドキしていると解釈を変えて脳内の一貫性を保とうとします。
この認知的不協和の解消が、あなたへの恋愛感情へと変わっていくのです。

つまり、恋バナをすれば、女性は過去の恋愛経験と感情を思い出し、その感情を今のあなたと結び付ける
これこそが、デートで恋バナを話題にすべき理由なのです。

デートの話題は恋バナ一択!

男性に心をよせる

ここまで、デートの話題を恋バナにすべき理由を解説しました。
多くの人は気づいていませんが、認知的不協和の解消は私たちにとても大きな影響を及ぼしています。
この認知的不協和の解消を恋愛でうまく活用できる人が、モテる人になっているのです。

デートの会話は、ある意味、恋バナをするためにあるようなものです。
その他の会話は、すべて恋バナにつなげるためのものとも言えます。

デートとは、女性に自分を男性として意識してもらうイベント。
女性に「友だち扱い」されないためにも、うまく恋バナをデートの話題にしていきましょう。

[PR]

あなたの婚活偏差値は?婚活EQ診断でチェック

X(Twitter)【トライフィール@心理学診断開発者】へ

投稿者プロフィール

トライフィール
トライフィール
パートナーと一緒に生きていくための、様々なヒントを紹介していきます。
男と女のすれ違いは、お互いの違いや特徴を理解できていないことが大きな原因。一緒に理解していければ、きっと心は近づいていきます。
そんな素敵な関係を、心理学や実体験から紹介していきます。