診断コンテンツの心理効果ランキングTOP5

診断コンテンツの心理効果ランキングTOP5!心を動かす理由とは

2023年11月10日 投稿者: トライフィール

診断コンテンツが効果的な理由

診断コンテンツが効果的な理由

みなさんは診断コンテンツの隠れた心理効果を知っていますか?

診断コンテンツとは、自分の性格や能力、志向性などが分かるコンテンツ。
SNSやブログなどでよく見かける「あなたの適職は?」「あなたの恋愛タイプは?」などがその例です。

診断コンテンツは自分のことを知りたいという好奇心をくすぐるコンテンツです。
しかし、診断コンテンツの魅力は、それだけではありません。
実は、診断コンテンツには、私たちに様々な影響を与える心理効果が隠されています

近年、診断コンテンツはマーケティングの分野で、とても注目されています。
その理由は、ユーザーに楽しみながら参加してもらえるだけでなく、そこから発生する心理効果によって、集客や購買などの行動につなげられるからです。

例えば、「あなたにピッタリの靴は?」という診断コンテンツがあったとします。
この診断結果から、ユーザーは自分に合った商品を知るだけでなく、その商品に対する興味や欲求が高まる可能性があります。

また、診断コンテンツは、ユーザーの属性や嗜好などのデータ収集にも利用可能です。
そこから得られたデータを分析すれば、マーケティング活動にフィードバックできます。

それでは、診断コンテンツには、一体、どんな心理効果が隠されているのでしょうか?
この記事では診断コンテンツが発揮する心理効果を、ランキング形式で紹介します。

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心理効果とは

心理効果とは

そもそも、心理効果とは何でしょうか?
心理効果とは、ある刺激や状況下で人の思考や感情、行動に影響を与える現象のこと。
もし、人に心理効果が働くと、平常時とは異なる一定の偏った思考や行動をとるようになります

分かりやすく言うならば、心理効果とは一定条件で発生する癖のようなもの。
この癖をうまく利用すると、人の行動が予測できたり、思い通りの方向に相手を誘導できるようになります。

それでは、なぜ人には心理効果が発生するのでしょうか?
その理由は、人間の心には様々なバイアスやヒューリスティックが存在するからです。

バイアスとは、先入観や偏見によって、客観的な事実とは異なる判断をしてしまう傾向。
ヒューリスティックとは、簡単に答えを出すための経験則やルールのことです。
このような思考や行動のショートカットは、効率的に問題を解決するために役立つこともありますが、時には誤った結論に導くこともあります。

心理効果のメリットは脳のエネルギーを節約しながら、素早く判断や行動できること。
かつての人類は、厳しい自然環境下で生きていました。
その環境は、他の集落や獣などから、いつ襲われるかも分からない状態。
そのため、危機が発生した時に、素早く判断や行動できるというのが心理効果の大きなメリットだったのです。

診断コンテンツの心理効果ランキング

夫への不満ランキング

いよいよ診断コンテンツの心理効果ランキングを紹介します。
なお、このランキングはネット上のランキングの独自集計と、これまで診断コンテンツを作成してきた経験値を踏まえた、極めて主観的なランキングであることをご承知ください。

それでは、TOP5を紹介します!

第5位 スノッブ効果

スノッブ効果とは、希少価値の高いものに価値を感じる心理効果です。
この効果の背景には、自分は他とは違う存在でありたいという心理があります。
診断コンテンツによって発生するスノッブ効果とは、自分に最適化された診断結果によって、自分だけの特別感や満足感を得ることです。

例えば、「あなたの適職はITエンジニア」という診断結果を得たとします。
そうすると、ITエンジニアという職種は、本人にとって特別な存在となります。
その結果、ITエンジニアに対する興味や関心が高まり、その関連情報を詳しく調べたり、転職を検討し始めます。

スノッブ効果のマーケティングメリットは、商品やサービスを本人にとって希少な存在へと変えられることです。
数ある商品やサービスの中から「あなたにピッタリ」という印象を与えることで、商品の希少性や限定性をアピールできます。
また、カスタマイズやグレードを設ければ、さらに効果は高まります。

第4位 返報性の法則

返報性の法則とは、他人から受けた好意やサービスに対して、お返しをしたいと感じる心理のことです。
そもそも、人間は社会的な動物であり、集団社会を構築することで発展してきました。
そこでは、相互扶助や恩返しという行動が、人間関係のベースとなっています。
返報性の法則は、このような人間の本能に基づいた心理効果です。

それでは、診断コンテンツによって発生する返報性の法則とは何でしょうか。
それは、自分に合った診断結果を得ることで、診断コンテンツを作成した人やサイトに対して好意を抱くことです。

例えば、「あなたの恋愛スタイルは?」という診断コンテンツの場合。
「あなたは純愛タイプ」と診断されると、人は自分の内面を教えてくれたことに喜びを感じます。

その一方で、作成者やサイトに何かしらのお返しをしたいという心理効果が働きます。
その気持ちが、商品やサービスへの関心やサイトへの親近感につながるのです。

マーケティングにおいて、返報性の法則は顧客の信頼や満足を高める、有効な手段です。
これと同様の効果は、無料サンプルや試供品、個別アドバイスでも発生します。
このように、返報性の法則を上手に活用すれば、顧客を集客から販売へと導けるように。

第3位 サンクコスト効果

サンクコスト効果とは、過去に費やしたコストに気を取られて、合理的な判断ができなくなる心理効果です。
例えば、ギャンブルなどで、本当はやめた方がいいことを続けてしまう。
このような状況は、サンクコスト効果に陥ってる状態です。

それでは、診断コンテンツによるサンクコスト効果とは、どのようなものでしょうか?
それは、自分が診断に参加することで、何かしらの成果を得ようとする心理です。

例えば、あなたが診断コンテンツの設問に回答したとします。
この回答する行動は、あなたの時間や労力を費やしている状態です。
そのため、あなたはそこで診断された結果を「価値あるもの」と認識しないと、自分の費やしたコストを回収できないことになってしまいます。

その結果として、あなたは診断結果を「価値ある情報」ととらえるようになります。
また、診断結果に基づいて紹介された商品やサービスにも価値を感じ、販売や入会につながるというのがサンクコスト効果です。

サンクコスト効果を発揮させるポイントは、ユーザーに行動してもらうことです。
ユーザーの行動量が増えるほど、サンクコスト効果が大きく働きます
そういう面から考えると、楽しみながら質問に回答する診断コンテンツは、サンクコスト効果の入り口として優れた手段とも言えます。

第2位 ウィンザー効果

ウィンザー効果とは、直接の利害関係がない第三者による情報は高い信憑性を獲得しやすいという心理効果です。
例えば、口コミ情報に高い信頼を抱くのも、ウィンザー効果の表れです。

診断コンテンツは、人ではなくシステムによって情報が提供されます。
実は、このシステムに対しても、人は「第三者」という認識を持つ傾向にあります。
そのため、提供された診断結果は「第三者」による情報分析として認識され、無意識に高く評価されるのです。

このウィンザー効果を発揮するには、当事者が直接介入しない仕組み作りが大切です。
その点からも、診断コンテンツはウィンザー効果と相性の良いコンテンツと言えます。

第1位 バーナム効果

バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格や特徴を、自分だけに特別なものだと思い込んでしまう心理効果です。
このバーナム効果は、占いなどでもよく用いられる心理効果。
占い師が相手に当てはまることを言い当てて、信頼を勝ち取ることに利用されています。

しかし、診断コンテンツは基本的に、誰にでも当てはまる情報を提供していません。
そういう意味では、厳密なバーナム効果とは言えないでしょう。

しかし、診断結果によって回答者に思い当たる情報や、自分では気づいていなかった一面を指摘するケースはよくあります。
この時に発生する強い信頼感は、バーナム効果で発揮されるのと同様のものです。
ここで高い信頼感を得ると、その後に提供される情報は極めて肯定的に受け取られます。

そのため、診断コンテンツでバーナム効果を発揮するには、的確に回答者の特性を指摘できるかが重要です。
もしくは、診断結果の演出によっても、バーナム効果を発揮できます。
例えば、見やすいグラフや分かりやすい表現で情報を提供する。
これらの方法も、有効な手段と言えます。

しかし、一番大切なのは、信頼性の高い診断ロジックを作成することです。
診断結果の信憑性が高ければ、必然的にサイトへの信頼感も高くなります

診断コンテンツで心理的距離を近づけよう

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ここまで、診断コンテンツが発揮する心理効果を、ランキングで紹介しました。
診断コンテンツは、心理効果をビジネスにつなげるのに効果的なコンテンツです。
診断コンテンツを上手に活用すれば、顧客の関心を惹きつけたり、高い信頼感を与えられます。

また、診断コンテンツは、顧客データの収集にも優れています。
そのため、診断コンテンツは高い費用対効果が期待できるマーケティングツールです。

診断コンテンツは、顧客との心理的距離を近づけることができるコンテンツ。
現代のビジネスでは、顧客との心理的距離が近いほど、その成果も高まります。
ぜひ、診断コンテンツをマーケティングを活用して、ビジネスを成功に導いていきましょう。

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