ラブスタイルで相性診断をつくれ!

ラブスタイルで相性診断をつくれ!ラブスタイル類型論を解説

2023年6月12日 投稿者: トライフィール

恋愛診断を開発しろ!

恋愛診断を開発しろ!

あなたのラブスタイルを、診断してみませんか?

私が初めて恋愛診断を開発したのは、今から30年ほど前の話です。
当時、私が勤務していた会社では心理学をベースとした、適職診断を開発。
その適職診断は情報誌に掲載され、かなり好評を博していました。

そんな折、その出版社からある問い合わせがありました。
「結婚情報誌で、カップルの恋愛相性診断を始めたい!」
この話が持ち込まれたことで、会社内は騒然としました。

もちろん、恋愛相性診断はとても面白いし、会社としても開発したい。
しかし、適職診断で用いている性格分析ロジックで、恋愛相性を診断するのは無理がある。

当時、世の中に出回っていた恋愛診断はほとんどが遊び感覚のもの。
心理学などのロジックに基づいて作成された恋愛診断は、ほとんどありませんでした

また、その会社で適職診断を開発したのは、どちらかというと研究者タイプ。
正直、恋愛という題材で診断をつくれるのかが問題となりました。

そんな中、なぜか白羽の矢が立ったのが私。
「とりあえず若くて独身の方が、恋愛診断開発には向いているだろう」
それと、転職入社したばかりで、業務が忙しくなかったのも選ばれた理由の一つでした。

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ようやく見つけた「ラブスタイル類型論」

ようやく見つけた「ラブスタイル類型論」

急遽、恋愛相性診断開発をすることになった私。
一応、転職してから適職診断に関する業務を行っていたため、診断の基本的なつくり方は理解していました。

しかし、大きな問題となったのは、恋愛診断の基本ロジックをどうするか?
そこは、私に一任されることになりました。

それから、私の恋愛ロジック探しがスタート。
今なら、ロジック探しもネットを使えば簡単にできるでしょう。

しかし、当時はネットがまだまだ普及していない時代。
とにかく、必死に有名書店を探し回りました。

そんな中、八重洲ブックセンターで見つけたのが「リーのラブスタイル類型論」
これを見つけたときは、店内で思わずガッツポーズしたことを、今でも覚えています。

ある意味、私の診断開発の原点となった「リーのラブスタイル類型論」。
この考え方について、解説したいと思います。

ラブスタイル類型論とは

ラブスタイル類型論とは

リーのラブスタイル類型論とは、カナダの社会学者ジョン・アラン・リー(1933-2013)が提唱した恋愛における態度や感情の傾向を分類した理論です。
リーは恋愛には様々なスタイルがあり、それぞれに特徴的な行動や思考パターンがあると考えました。

彼は、古代ギリシャの哲学者プラトンが用いた6つの愛の概念を基に、ラブスタイルを6つのタイプに分けました。
それぞれのタイプは、エロス(美への愛)ルダス(遊びの愛)ストルゲ(友愛的な愛)プラグマ(実利的な愛)マニア(熱狂的な愛)アガペ(献身的な愛)と呼ばれています。

リーは、これらのタイプには個人差があり、組み合わせや強さも異なるとしました。
また、ラブスタイルは恋愛関係の質や相性に影響を与えるとも主張しました。

この理論では、ラブスタイルが納得感のある6タイプに分類されています。
また、相性に関する概念も構築されているため、診断開発にとても適した理論です。

実際、私が開発した診断だけでなく、マッチングアプリなどの診断にもこの理論が用いられています。

ラブスタイルの基本6タイプ

ラブスタイルの基本6タイプ

リーのラブスタイル類型論では、恋愛における態度や感情の傾向を6つのタイプに分けています。
それぞれのタイプの特徴や恋愛観について詳しく見ていきましょう。

①ルダス (Ludus)

ルダスは、恋愛をゲームのようにとらえる愛のタイプです。

ルダスが恋愛に求めているのはスリルやかけひきであり、より多くの人と恋愛関係を持とうとします。
その一方で、恋愛における束縛や責任を嫌い、自分のプライバシーに干渉されるのを嫌います。

また、ルダスは恋人に対してフランクな態度を取り、あまり深い感情は示しません。
何より大切なのは、自由に恋愛を楽しむこと。
そのため、相手の想いに応えようという発想はあまりないでしょう。

②プラグマ (Pragma)

プラグマは合理的で、恋愛を目的達成の手段とする愛のタイプです。

また、プラグマは恋愛のときめきよりも、自分の目標や価値観に重点を置いて相手を選びます。
そのため、恋人との関係をビジネスや契約のように捉えており、お互いがいかに価値を生み出せるかをとても重視しています。

一見、プラグマは合理的な判断を優先するため、恋人に冷たい印象を与えてしまいがちです。
しかし、相手に信頼や尊敬を抱くことが多く、長期的なパートナー関係を築きやすいとも言えます。

③ストルゲ (Storge)

ストルゲは恋人に、友情や家族のような愛情を示すタイプです。
また、ストルゲは相手との親密さや安心感を大切にし、恋人には安定した絆や信頼を求める傾向があります。

一方で、情熱的だったりロマンチックな愛情表現は苦手です。
そのため、相手を束縛したり、嫉妬を抱くようなことはあまりないでしょう。

④アガペー (Agape)

アガペーは、献身的で相手からの見返りを求めない愛のタイプです。
このタイプは恋愛において相手の幸せや利益を最優先に考え、相手に尽くすことで喜びを感じることができます。

また、アガペーは相手が自分に振り向いてくれなくても、その状況をそのまま受け入れる傾向にあります。
自分の感情を表に出すことも少なく、相手に不満を感じることもさほどありません。

ただし、リーの調査ではアガペーのタイプを見つけることはできなかったと言われています。
通常の恋愛でアガペーが表出することは少なく、病気など特殊な出来事の際に見られる行動とも考えられています。

⑤エロス (Eros)

エロスは、情熱的で恋人とのロマンティックな関係を志向する愛のタイプです。

エロスは恋愛において相手との肉体的や感情的な一体感をとても重視します。
また、エロスは恋人との関係はこの世で最も尊いものとして捉えて、運命やめぐり逢いを強く信じる傾向にあります。

一方で、恋人に対して嫉妬や不安を強く感じ、不安定な感情になりやすいのも特徴です。

⑥マニア (Mania)

マニアは、依存的で相手に執着してしまう愛のタイプです。

マニアは、恋愛において不安や不満を抱えることが多く、恋人に対して過度な期待や要求をする傾向があります。
また、恋愛感情を表現する際も、偏執的で極端な表現をするのも特徴です。

マニアにとって恋人との関係は、自分の存在意義そのものととらえる場合があります。
そのため、相手に対して依存や支配を求め、感情や欲求のコントロールが苦手です。
また、感情の浮き沈みが激しく、執拗に相手からの愛情を確認しようとします。

ラブスタイルの相性と関係性

リーのラブスタイル類型論では、タイプ間の相性や関係性を分析できます。
まずは、以下の図をご連絡ください。

ラブスタイル相関図


一般的には、同じタイプと隣に並んでいるタイプは相性が良いと考えられます。
例えば、エロス同士は情熱的でロマンチックな関係を築きやすく、ストルゲ同士は友情に近い穏やかな関係を築きやすいです。
また、エロスとマニアは情熱的な恋愛となりやすく、相性が良いと言えます。

一方で、正反対のタイプや遠いタイプは相性が悪いと考えられます。
例えば、エロスとプラグマは恋愛の価値観が大きく違い、トラブルが起きやすいです。
また、ルダスとアガペは恋愛の楽しみ方が異なり、お互いを理解できないでしょう。

もちろん、これらはあくまで一般的な傾向であり、個人差や状況によっても変わります。
また、ラブスタイルは固定的なものではなく、年齢や恋愛経験によって変化することもあります。

ラブスタイルを理解するメリット

ラブスタイルを理解するメリット

ラブスタイルのタイプや相性を理解すると、どんなメリットがあるでしょうか?

まず、ラブスタイルを知ることで、自分が恋愛に何を求めているのかが分かります
例えば、自分がエロスであれば、情熱的でロマンチックな恋愛を求める傾向が強いでしょう。
また、プラグマであれば、ステータスを高めるような計算高い恋愛を求めます。

自分は恋愛にどんな目的や価値観を求めるのか?
それが分かれば、自分が満足できる恋愛のヒントが分かります。

次に、パートナーのラブスタイルが分かれば、相性や関係性を知ることができます。
パートナーのラブスタイルを知ることで、相手が恋愛に何を求めているかを理解しやすくなるでしょう。
また、パートナーのラブスタイルの違いを認め合えば、関係性を良くするヒントが見えるかもしれません

このように、自分やパートナーのラブスタイルを理解することには多くのメリットがあります。
しかし、ラブスタイルはあくまで一般的な傾向であり、個人差や状況によっても変わります。
あくまで参考程度に留めて、考えるようにしましょう。

ラブスタイルは変えられるのか?

愛のかたちは変えられるのか

まとめ

ここまでラブスタイル類型論について解説しました。

ラブスタイル類型論は、恋愛のタイプ分類と相性が分かりやすく構築されています。
そのため、ロジカルな診断に、とても用いやすい理論です。
また、恋人との相性や自分の恋愛スタイルを知るのにも、良い題材と言えます。

みなさんも自分のラブスタイルを理解して、恋愛の参考にしてみませんか?

ラブスタイルは一人が一つのタイプに固定されるものではありません。
誰もがすべてのタイプの要素を持っていて、その強弱によって表出するタイプが異なるとも考えられています。
そのため、人によってラブスタイルが変化するのは、珍しいことではありません。

例えば、若い頃はルダスだった人が、年齢とともにプラグマになった。
エロスだった人が、結婚したらストルゲになることもあります。

また、ラブスタイルは本人の状況だけでなく、相手によっても変わります。
例えば、恋人とはストルゲの関係だけど、浮気相手にはエロスを求める。

このように、ラブスタイルは様々な要因によって、変化するものです。

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