株式投資を再開しました!改めて始めた理由とは
2022年10月1日株式投資をしてみたけれど…
数十年ぶりに、株式投資を再開しました!
パートナーとの生活で、「お金」はとても重要な問題。
特に最近では、株式投資について妻から質問される機会が増えました。
そこで今回の記事では、私が株式投資を一度やめてしまった経緯と、改めて再開する経緯を紹介します。
私が社会人になりたての頃、世の中はまだバブル時代でした。
今では考えられないような株高が続き、入社した会社の上司たちは株の話で盛り上がっていました。
ある部署の課長は株で数億円の財産を築き、「もう会社で働くモチベーションを維持できない」という理由で退職した人までいた状態でした。
そのような中、私も周りに影響されて株式投資を始めました。
投資の方法は2パターン。
- ボーナスから個別銘柄に投資
- 社員持ち株会で勤務する会社に投資
そもそも大した貯金もなく、購入できる個別銘柄は限られていました。
結局、購入したのは2社で、1社はプラス、1社はマイナス、あわせてプラマイゼロくらいで終わりました。
もう一方の社員持ち株会は、転職するまでコツコツと買い続けました。
退職するころには売買単位株数に到達し、私にとってはちょっとした財産でした。
この時の株は、今でも売却せずに持っています。
そういう意味では、株式投資は続けてきたと言えるかもしれません。
ですが、実情としては20年以上にわたって売買取引はなし。
自分としては、「株式投資をやめた」という認識でした。
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株式投資をやめた理由
私が株式投資をやめたのは、単に損したからという理由だけではありません。
当時の株式投資には、私のような初心者にとっていくつかの大きな障害がありました。
その理由について、ここで紹介します。
①買いたい株を買えない
当時、株式を売買するには、取引の最低株数=単位株がありました。
例えば、1株の価格が2,000円だとしても、単位株数が100株の場合は20万円の資金が必要でした。
お金持ちの人であれば大した金額ではないのでしょうが、社会人になりたての身では数十万円を用意するのはそれなりに大変でした。
しかも、その金額で購入できるのは、ごく一部の安い銘柄のみ。
人気の銘柄を買うには、数百万円を用意しなければなりませんでした。
その結果、自分が「成長する株だ!」と思っても買えない株ばかりのため、何だかやる気をなくしていきました。
②高い手数料
少し記憶があやふやですが、当時、売買手数料が1回の取引で5,000円くらいかかっていました。
私が取引したのは20~30万円くらいの金額でしたので、手数料率はおよそ2%。
買いと売りの2回で計算すると、約4%となります。
これは見方を変えると、株価が4%上昇して収支がプラマイゼロになるという計算です。
長期保有を考えての運用であれば問題ないでしょうが、当時は売買差益を求める時代。
そこで、この4%は大きなハンデでした。
売買取引額が小さいと手数料率が高くなって、利益を出しにくい。
これは、売買する証券会社が一番儲かる仕組みじゃないかと、どこかで思うようになりました。
結局、小額投資しかできない人が手を出すべきではないというのが、私の結論でした。
③中身が良く分からない
小額投資できるという観点であれば、投資ファンドという選択肢はありました。
しかし私としては、これらに投資はできませんでした。
その理由は、「中身が良くわからない!」
もちろん、投資信託ごとに投資先の説明はありました。
ですが、そのほとんどは「○○はこれから成長しそうだ!」という極めて主観的な判断で、論理的に説明されるものを見つけられませんでした。
もともと、私は感情よりもロジカルな判断を優先する方針。
自分が判断しての失敗は許せても、他人任せで失敗することを自分は許せませんでした。
そのため、投資ファンドには一切、手を出しませんでした。
④リスクが大きい
投資ファンドに手を出さない以上、個別銘柄で買うしか選択肢はありません。
しかし、個別銘柄はハイリスクハイリターンの投資。
本質的に、豆腐メンタルの私には向いていませんでした。
実際、働いていた時は株価絶好調だった会社は、退職してから数年後、目も当てられないような状況になりました。
社長交代、社運をかけた事業の失敗、そして買収される…。
株の価値はどんどん下がり、今では完全放置状態となっています。
もちろん、株式である以上、リスクがあるのは当然です。
ですが、資金面から考えると数社にしか投資できないのが実情。
そうなると、リスクがあまりにも大きな投資となってしまいました。
⑤時間を失う
当時の株式運用は、売買益を求めるのが主流。
そのためには、日頃からの株価チェックが欠かせませんでした。
株価チェックの時間は、頻繁に売買できる人なら決して無駄な時間だとは思いません。
ですが、たかだか数社しか持っていない自分が株価を気にしている時間は、はっきり言って無駄でした。
そのことで仕事への集中力をなくすくらいなら、株なんかやめた方が良い。
そう考えて、株式投資から離れていきました。
時代は変わった!株式投資を再開だ!
株式投資から離れて二十数年。
細々と入り続ける配当金以外、株式投資とかかわることはありませんでした。
そんなある時、私はライティング業務の関係で、株にかかわる案件を調べることになりました。
始めは「ああ、株か…」くらいにしか思っていませんでした。
ですが、いろいろ詳しく調べるうちに、私は衝撃を受けました。
「時代が大きく変わっている!!!」
もちろん、株式投資の世界が急に変わったわけではありません。
私が離れているうちに、少しずつ投資として進化していたのです。
その変化の積み重ねを一気に見せられ、私は浦島太郎のような状態になっていたのでした。
「これは、株式投資を再開するべきでは…」
そう考え、いろいろと現在の投資環境を調べました。
そして、そこで出した結論。
「株式投資を再開しよう!」
株式投資を再開した理由
私が改めて、株式投資を再開した理由を紹介します。
①手数料が安い
現在の取引手数料は、本当に安くなっています。
私が利用しているのは「SBIネオモバイル証券」。
月間取引金額が少ない間は、手数料がかかりません。(2022年10月当時)
毎月、サービス利用料として220円かかりますが、株式購入に利用できるTポイントが200ポイント付与されます。
そうすると、実質的な月間取引手数料は20円。
昔の手数料は何だったのだろうと思う安さです。
②1株単位で購入できる
「SBIネオモバイル証券」では1株単位で株式を購入できます。
これにより、小額資金でも以下のようなメリットが発生します。
- 買いたいと思った銘柄を購入できる
- 多くの銘柄に投資することで、リスク分散できる
私のように個別銘柄で損した経験がある人には、とてもうれしいメリットです。
これらのメリットにより、長期運用を前提とした株式を購入できるようになりました。
そのため、日々の株価を気にする必要がなく、仕事への悪影響もほとんどありません。
③論理的な投資手法
株式投資の世界も大きく進化して、今では個人の力に頼るのではなく、科学的な分析をベースとした投資手法がつくられています。
代表的なものは「S&P500 インデックスファンド」。
このファンドのロジックを知ったとき、本当に株式投資の世界が変わったのだと実感しました。
もちろん、100%安心な投資手法など存在しません。
ですが、「S&P500 インデックスファンド」をはじめとするいくつかの投資手法は、論理的な考え方がかなりしっかりしています。
もちろん個々人の状況によって、投資手法の向き不向きはあります。
その上で、私たち夫婦の状況を考えれば、投資に値するロジックだと判断しました。
まとめ
ITの世界は数年離れていると、環境が大きく変化して戸惑うことばかりです。
これと同じような変化を、今回は株式投資の世界で感じました。
投資はあくまで自己責任なので、みなさんに投資を進めているわけではありません。
ですが、私たち夫婦にとっては、今は株式投資を再開するタイミングだと考えました。
まだまだ私も勉強中のため、知識不足のところは大いにあると思います。
ですが、パートナーと一緒に学んで、自分たちのこれからに備えていこうと思います。
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