通信教育と塾ではどちらが良い?我が家の選択を紹介
2022年12月31日家計の大きな負担「教育費」
通信教育と塾、あなたはどちらを選びますか?
私たち夫婦が子供のことを考えていた時、最も気になっていたのは「教育費」でした。
子供にお金がかかるのは当然ですが、食費や衣料費は工夫次第で何とかなると考えていました。
しかし、「教育費」についてはやはり相当の覚悟が必要でした。
そうはいっても、お金がないからと言って子供から教育の機会を奪いたくない。
そう考えつつも、実際にどのくらいかかるのだろうかと考えると、そう簡単に子供を増やす勇気はありませんでした。
教育費の大きな項目と言えば「学費」と「家庭内学習費」。
その中で学費は、子供の学力次第。
ある意味、私たち夫婦が選択できる要素は、わずかしかありません。
一方で、家庭内学習費をどうするかは親の選択が重要だと考えました。
子供への効果や費用を踏まえて、どうするかを夫婦で何度も検討しました。
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通信教育や塾はどのくらいかかるの?
まずは、家庭内学習費がどのくらいかかるかを調べてみました。
文部科学省の調査によると、通信教育を含む家庭教師費などの平均支出年額は、公立中学校で約82,000円、私立中学校で約141,000円となっています。
その一方で、学習塾費の平均支出年額は、公立中学校で約293,000円、私立中学校で約254,000円でした。
出典:「結果の概要-平成30年度子供の学習費調査」(文部科学省)
上記の金額だけを比較すれば、通信教育の方が塾より45~72%も安くなっています。
年間で82,000円程度であれば、なんとかやりくりできそうな気もしてきます。
しかし、いくら金額が安くても、子供への学習効果がなければ意味がありませんよね。
双方の違いを良く調べてして、比較する必要がありました。
子供にとっての通信教育と塾を比較
通信教育と塾を比較するとき、どうしても「子供」と「親」では見る視点が違ってしまいます。
まずは、子供の立場に立った違いを比較してみます。
①学習環境の違い
通信教育は自宅で好きな時に取り組めますが、塾は決まった時間に決まった場所に行く必要があります。
これをメリットと考えるか、デメリットと考えるかは子供次第と言えるでしょう。
多くの場合、子供は自分で時間を管理することに慣れていません。
まあ、大人も同じようなところはありますが…。
そういう場合は、塾のように「行かなければならない」という環境の方が良いかなとも思えます。
一方で、塾には意外と「無駄な時間」があります。
塾に通うための準備時間、移動時間、事務的な話を聞く時間など。
この時間は忘れがちなのですが、娘にとってはかなり苦痛の時間だったようです。
なんか、テレワークか、オフィスワークかという議論と似ている問題ですね。
自分である程度時間管理できるかどうかで、適性が分かれるところだと思います。
ですが、世の中の流れとしては、自分で時間管理できるようになった方が良いのかなという気がします。
②学習のペース
塾の場合、学習のペースはそれぞれのスタイルによって、大きく異なります。
ハイレベルを目指す塾であれば、学校よりも難易度が高い学習をかなりのハイペースで進めます。
子供の学習能力にもよりますが、トップ校を目指すのであればとても効果的です。
一方、個別指導の塾であれば、子供の学習レベルに応じて適切なペースを設定してくれます。
学習で大きく行き詰ってしまう原因の一つが、「基礎知識を理解できていない」こと。
いわゆる、「何が分からないのかが分からない」という状態です。
基礎知識の理解は、できる人にとっては「当たり前」になってしまい、できない人にうまく教えるのは意外と難しいもの。
例えば、自転車に乗れる人が、乗れない子供に理解できるように教えるのってとても難しいですよね。
それと同じように、できない人に教えるには、プロフェッショナルの経験に頼る方が効率が良いでしょう。
通信教育のメリットは、「幅広い範囲」から、子供の自発的なペースで学習できることです。
娘は一時期、公文式に通っていました。
その時に感じた不満が、先生の回答や他の子供のペースに合わせて、待っている時間がもったいなく感じたそうです。
通信教育であれば、時々の興味関心やテストなどの状況に合わせて、自分でペース配分できます。
マイペースな子供にとっては、通信教育の方が向いているでしょう。
③質問か?検索か?
塾であれば、分からないことがあればすぐに講師に質問できます。
これは子供にとって、かなりスピーディーな解決方法となります。
一方、通信教育では自分で答えを「見つける」作業が必要です。
通信教育でも、大部分の疑問を解説する仕組みが考えられています。
ですが、そこにたどり着くまでには、ある程度のノウハウは欠かせません。
この点については、一見、塾の方が優れているように見えます。
ですが、よくよく考えると、一長一短かもしれません。
疑問を放置しないで済む点では、塾の方が良いでしょう。
一方で、何でも「聞けば良い」という姿勢は、長期的にどうかなと感じます。
例えば、会社で何でも聞いてばかりで、自分で調べようとしない人はいませんか?
私は社会人になって以来、このタイプの人に本当に苦しめられました。
PCを業務で使っているのに、全くPCを学習しようとしない。
教えてもらうのが当然で、こちらの事情は関係なし。
教えられない状況で悪者扱いされたことが、何度もありました。
その一方で、自分で情報検索できる人は、ほとんどの方が仕事のできる人。
長期的にみれば、検索できる人の方が、はるかに多くの情報を処理できます。
問題点があるとは思いますが、子供の時から「情報検索能力」を養っておいた方が良いのかなと考えてしまいました。
④人間関係
意外と見逃しがちなのが、塾の人間関係です。
人間関係が良ければ、塾は学習効果を飛躍的に高めます。
- 子供のことを理解して、適切に指導してくれる講師
- お互いの能力を高めあえる友達
このような人たちがいれば、子供にとって塾に行くことがモチベーションになります。
一方で、この人間関係はマイナスに働く場合があります。
- 考えた方や指導方法が合わない講師
- 塾内でのいじめやグループ対立
- 友達と会うことが目的となってしまう
これらの要素が強くなってしまうと、子供の学力は伸び悩んでしまいます。
通信教育は良くも悪くも「大きな影響なし」。
塾の人間関係は、ハイリスクハイリターンと言えるかもしれません。
親にとっての通信教育と塾を比較
次に、親にとってはどちらの方が良いかを比較しました。
①費用
費用は、通信教育の方が少なくて済みます。
もちろん、どの通信教育と塾を比較するかで変わります。
ですが、学習範囲と費用のコストパフォーマンスでは、通信教育の方が良いでしょう。
②親の学習フォロー
親の学習フォローについては、塾の方が優れているでしょう。
塾であれば専門家の講師が、カリキュラムから進学までいろいろな相談に乗ってくれます。
ある意味、子供の学習については「任せきり」にできます。
一方、通信教育はそういうわけにはいきません。
基本的に、子供はさぼりたがるもの。
親が進行状況をチェックしたり、どうしても分からないところはフォローする必要があります。
どこまで親が積極的にかかわるのかは、選ぶときの重要ポイントです。
通信教育と塾の比較は投資に似ている?
通信教育と塾を比較していて、「これって何かに似ているような気が…。」と考えるようになりました。
そこで思いついた答えが、「投資」です。
投資を始めるとき、私が教えられたのは「店頭に行くな」ということ。
店頭で投資をお願いすれば、とても「楽に」投資ができます。
しかし、手数料は高くなるため、投資効率は悪くなります。
また、自分自身が勉強しなくなるため、「情報弱者」になる可能性も上がるでしょう。
一方、自分で投資を勉強してインデックスファンドを購入すれば、手数料は格安になります。
もちろん、それだけで成功するわけではありませんが、かなり有利なハンデ戦になります。
なんだか、通信教育と塾選びも、これと同じような気がしてきました。
親が自ら子供と一緒に学んでいく姿勢があれば、安い費用で学習できる。
親の負担を減らしたいという思いが強くなれば、高い費用になってしまう。
もちろん、各家庭でいろいろな状況があると思います。
ですが、私としては最後に問われているのは「親の取り組み方」のように感じました。
我が家が選んだ「スマイルゼミ」
我が家はそれほど裕福ではありません。
だからこそ、自分自身が子供の学習問題から逃げないようにしようと決めました。
子供が自ら「塾に行きたい」というのでなければ、基本的に通信教育にしようと決めました。
もちろん、子供まかせではなく、親も一緒になって取り組むという前提付きです。
この考え方に、娘は賛同してくれました。
本人も塾で煩わしい人間関係に巻き込まれるくらいなら、通信教育が良いと考えました。
そして、数ある通信教育で選んだのが「スマイルゼミ」でした。
スマイルゼミを選んだ大きな理由は以下の通り。
- カリキュラムの範囲が広い(中学は9教科の学習が可能)
- 進捗状況を親がチェックしやすい(夫婦で毎日チェックしています)
- 映像授業が受けられる(これは子供の強い要望でした)
スマイルゼミの価格については色々な意見があります。
ですが、塾に行くことを思えば、決して高いものではありませんでした。
娘の場合、「特進クラス」に入ったので月額15,000円程度。
それで、9教科カバーできるのであれば、コスパはかなり優れていると考えました。
まとめ
2022年12月現在、娘は高校受験に向けて勉強中です。
そのため、「効果があった!」とは断言できない状態です。
ですが、それなりに効果を感じる場面もありました。
スマイルゼミは小学6年生から始めました。
正直、中学3年の1学期までは、それほど真剣にやっていませんでした。
それが、夏休みになって追い込まれたのか、本気で取り組むようになりました。
「すでに遅いかも…」と思っていたのですが、それから3ヵ月で偏差値を10アップさせました。
もちろん、子供の努力があったのは事実。
ですが、それを支えるくらいの学習内容が、スマイルゼミに用意されていたのも事実だと考えています。
通信教育と塾のどちらを選ぶか?
もちろん、これに絶対的な答えはありません。
その上で、私たち夫婦は「自らも積極的に関わる」という考えでスマイルゼミを選びました。
何か、みなさんの参考になるとうれしいです。
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投稿者プロフィール
- パートナーと一緒に生きていくための、様々なヒントを紹介していきます。
男と女のすれ違いは、お互いの違いや特徴を理解できていないことが大きな原因。一緒に理解していければ、きっと心は近づいていきます。
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